岸和田だんじり祭り2020日程|だんじりの意味・神輿との違いは?
岸和田だんじり祭り2020日程
秋になると全国各地でお祭りが開催されます。
皆さんはどんなお祭りを思い浮かべるでしょうか?
行ってみたい日本の秋祭りランキングで、
いつもトップに来るのが「岸和田のだんじり祭り」
では、2020年の日程はどうなっているのでしょうか。
岸和田だんじり祭は、毎年敬老の日の直前の土、日に開催されます。
ということは、2020年の開催日程は…
9月の19日と20日になります。
1日目の9月19日は「宵宮」で、朝6時の市役所からのサイレンを合図に、
各町のだんじりが一斉にスタートします。
祭りの終了は午後10時です。
2日目の20日は「本宮」で、
午前9時から始まり、やはり午後10時まで開催されます。
さて、だんじり祭といえば、余りにも「岸和田」が有名なので、
だんじり祭りは岸和田だけと思っておられる方も多いでしょう。
いえいえ、だんじり祭りは岸和田だけではないんです。
恥ずかしながら、かく言う私も、実は昨年初めて知りました。
まあ、それくらい、だんじりと言えば岸和田、
というイメージが定着しているのでしょうが。
そんなわけで、今回は比較的知名度の高い、
他の地域のだんじり祭りの日程について調べてみました。
これを機会に、お近くの方や、「色んなだんじりを見たい」と思っている方は、
一度観に行かれてはいかがでしょうか。
また、だんじりの意味や由来、
岸和田だんじり祭りの見どころについてもご紹介しています。
だんじりの雑学を手に入れて、
お友達などに披露するのもいいかもしれませんよ!
各地のだんじり祭の日程と場所
※現在の日程は予想が含まれています。
日程が詳しい情報は再度確認をお願いします。
誉田だんじり祭り:大阪府羽曳野市誉田八幡宮
日程:2020年9月17日(木)~9月20日(日)
橘のケンカだんじりまつり:徳島県阿南市橘町海正八幡神社
日程:2020年10月1日(木)~10月3日(土)
堺(鳳)だんじり祭り:大阪府堺市大鳥神社ほか
日程:2020年10月3日(土)~10月5日(月)
だんじり祭り:大阪府貝塚市麻生郷地区ほか阿理莫神社ほか
日程:2020年10月3日(土)~10月4日(日)
大津地区だんじり祭:大阪府泉大津市大津地区大津神社
日程:2020年10月3日(土)~10月4日(日)
曽根・助松地区だんじり祭:大阪府泉大津市助松 曽根地区助松神社、曽根神社
日程:2020年10月3日(土)~10月4日(日)
泉穴師だんじり祭(飯の山だんじり):大阪府泉大津市豊中泉穴師神社
日程:2020年10月3日(土)~10月4日(日)
三日市だんじり祭:大阪府河内長野市喜多町・三日市町烏帽子形神社、赤坂上の宮神社
日程:2020年10月3日(土)~10月4日(日)
千代田地区だんじり祭:大阪府河内長野市市町千代田神社
日程:2020年10月3日(土)~10月4日(日)
聖神社だんじりまつり:大阪府和泉市聖神社
日程:2020年10月3日(土)~10月4日(日)
だんじり祭り:大阪府大阪狭山市狭山神社、池の原神社、三都神社
日程:2020年10月7日(水)~10月8日(木)
下山田八幡神社のだんじり祭:岡山県瀬戸内市邑久町下山田八幡神社
日程:2020年10月3日(土)~10月4日(日)
城崎だんじり祭り:兵庫県豊岡市城崎町湯島四所神社
日程:2020年10月10日(土)~10月11日(日)
十市町だんじり祭り:奈良県橿原市十市町十一御県座神社
日程:2020年10月10日(土)~10月11日(日)
いかがですか?
たくさんの場所でだんじり祭りが行われていますよね!
多くのだんじり祭りが、岸和田と同様に敬老の日前の土日、
若しくは、10月体育の日に絡む3連休で開催されます。
だんじりの意味
各地のだんじり祭りをご紹介しましたが、
何かお気付きになったことはありませんか。
そうなんです。だんじり祭は西日本でのみ開催されているのです。
これには理由があります。
そもそも『だんじり』とは、お祭りの時に奉納される「山車(だし)」のことで、
「だんじり」は西日本特有の呼び方なんです。
だんじりの由来には諸説あります。
一つは、屋台を動かすしたときに、
「じりじり」という摩擦音が出ることから、
「台じり」という言葉が転化したというものです。
二つには、「山車(だし)」という言葉が、
方言に変わっていったという説です。
「だんじり」は、「壇尻」や「楽車」、「台尻」、「地車」、
「花車」、「屋台」など実に多くの漢字表記があります。
このように多くの表現があるので、
漢字自体に意味を求めるのは、
あまり意味がないと言えるでしょう!
次に、だんじり祭りの発祥地についてですが、
これも諸説あります。
江戸時代の元禄元年、堺市の開口神社の氏子が作った「鉾」が、
だんじりの原型ではないかと言われています。
華やかなりし時には、数十台のだんじりがあったことも記録されています。
一方、江戸時代から、秋の収穫の後の庶民の楽しみに一つとして、
「屋台」とともに人々が練り歩いた事例が記録されています。
そしてこの行事は、京都の祇園祭の「山鉾巡業」の模倣だと言われています。
ただ、当時の屋台は、今日のように立派な彫り物がされていたわけではなく、
いたってシンプルな形であったようです。
今のようなだんじりの原型が登場したのは、
江戸の末期から明治にかけてではないかと言われています。
だんじり(山車)と神輿の違い
それでは、「だんじり」とよく似たもので、
お祭りにも登場する「神輿(きこし)」との違いは何なのでしょうか?
小さいころから関東地方に住んでいる人にとっては、
「だんじり」という言葉自体を知らない可能性が高いですから、
なじみがあるのは、むしろ「神輿」の方でしょう。
私もよくよく記憶をたどっても、「山車」を見た覚えはありません。
さて、そこで、「だんじり」と「神輿」の違いですが、
この二つには、大きな違いがあります。
まず、「だんじり」は、祭りの間だけ、天から神様に降臨していただく場所、
という設定です。
一方、「神輿」ですが、
よく見ると形がすでに神社のようになっていますよね。
つまり、既にそこに神様がいらっしゃる状態のものが「神輿」です。
お祭りの時に、神様が出かけられる際の乗り物という説もあります。
この違いもあり…
神様が乗る神聖なものとして人の手で高く掲げ(担ぎ)る、お神輿。
神様に楽しんでいただく意味も込め、人が乗り、お囃子で盛り上げる、だんじり。
という事なんですね。
いかがでしたか。
各地のだんじり祭りの情報や、だんじりの由来などについてご紹介してきました。
お伝えした情報も頭に置いて、
今年の秋は、どこかのお祭りを覗いてみませんか?
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2014年 10月 04日トラックバック:ローカルニュースの旅
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