ねぶた?ねぷた?違いが気になって眠れNight(ナイト)!

ねぶた祭りとねぷた祭りって違うの?同じなの?

ふあ~~、昨夜もついつい遅くまで起きちゃって、
今日は朝から頭がぼんやり。寝不足でうとうと。

お昼ごはんを食べ終えた後は一気に襲ってくる睡魔・・・
コーヒーで撃退!したいところですが・・・。

ねぶたいとねぷたい?

 

ある地域の人は昔、
この眠気を追い払うのを行事として行っていたそうです。

それが青森県の青森市と弘前市でした。

しかし不思議なことに、この行事の名前が
「ねぷた祭り」と「ねぶた祭り」と言い分けられているのです。

「え?何が違うの?」と興味がわきませんか?
今日はこの二つのお祭りの違いについて探っていきます。

 


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なんで「ねぷた」と「ねぶた」に分かれているの?

まず言葉の意味をみていきましょう。

青森県は津軽弁で「眠い」ことを「ねむてぇ」「ねぷてぇ」というそうです。
北国にとって短い夏は、一番農作業が激しく、だけど働かねばならない時。

そんなときに襲ってくる睡魔に負けてられない!
そして厄災・邪悪も水に流して村の外に追い払ってしまおう!
というのが「眠り流し」と呼ばれた行事でした。

次第に「眠り流し」がなまってゆき、
「ねぷた」と「ねぶた」の2つに分かれたといわれています。

ちなみにWikipediaも「ねぷた」と「ねぶた」でしっかり分かれています。

 

 

 

どこがねぷたで、どこがねぶた?

「ねぷた!」と言うのは青森県の南側、弘前市。
「ねぶた!」と言うのは北側の青森市です。

「北のねぶたに南のねぷた」と、別れているわけですね。

 

 

 

「ねぷた祭り」と「ねぶた祭り」の違いと共通点

「ねぷた」と「ねぶた」で名前が分かれていますが、
じつは共通点もあります。

違いがはっきり分かるように、まずは一緒の部分から見ていきましょう。

 

共通点

・1980年に重要無形民俗文化財に指定されています。

・どちらも山車を引いて、人々が町の中を練り歩きます。

→ここで「山車?やまぐるまってなに?」となったあなたへ・・・
だし、と読みます^^;

豪華な飾りつけがされ、お祭りの時に引っ張ったり担いだりする
出し物のことです。

・扇形の「扇ねぷた」と、人型の「組みねぷた」が用いられます。
・お祭りの掛け声があります。

等があります。ではいよいよ違いについてです。

 

 

ねぷたとねぶたの違い!

ねぷた:弘前市のお祭り

山車の形は扇形が主流です。
正面と裏面があり、ぱっと見た側を鏡絵、
通り過ぎた後見送る側の絵を見送り絵といいます。

ねぷた:弘前市のお祭り
出典:弘前ねぷた祭りクライマックス!

 

つくりは平面で、高いことが特徴です。
掛け声は「ヤーヤドー!」と言います。
また太鼓や金の音とともに運行されます。

開催日は毎年8月1日から7日。

また「ねぷた」は青森市のねぶた、
五所川原立ちねぷたのルーツになっています。

昔は町で出くわしたねぷた同士、石を投げ合ったり刀で切りつけあったりと、
けんかが起こるほど血の気の多い若者で盛り上がったお祭りだそうです。
そのことを「けんかねぷた」と言いました。

 

 

ねぶた:青森市のお祭り

山車の形は人型で、立体的です。
横幅が広くて大きいことが特徴です。

武者をかたどった人型や、武者絵の描かれた山車燈籠が主流です。

ねぶた:青森市のお祭り

 

掛け声は「ヤーレ、ヤーレ、ヤーレヤ!」「ラッセ、ラッセ」「ラッセラー」と言って、
「跳ね人(はねと)」と呼ばれる人々がいます。

開催日は毎年8月2日から7日。

 

また「ねぶた海上運航・花火大会」というものがあり、
6台のねぶたが海上を運航し、約11,000発の花火と一緒に
祭りを締めくくる催しもあります。
※無料観覧場所もありますが、チケットを購入しないと見られません。
チケットのご予約方法はこちら

 

 

 

ねぷた・ねぶたの違いまとめ

ねぷた、ねぶた、どっちに行こうかな~という方には

ここまでで「ねぷた祭り」と「ねぶた祭り」の違いについて、
なんとな~く分かっていただけたでしょうか。

ではどちらのお祭りに行こうかな?と思っているあなたの為に
ざっくりまとめるとこのようになります。

 

 

ねぷた

ねぷた、ねぶた、どっちに行こうかな~

色鮮やか、艶やか、細やかな扇絵と太鼓の音に心打たれたい方は
8月1日から弘前へ!

ねぷた祭り宿泊プラン8,000円~(特別桟敷席+シャトルバス付)

 

 

ねぶた

鬼!竜!武者!力強さと、迫力のある山車の大きさに圧倒されたい方は

鬼!竜!武者!力強さと、迫力のある山車の大きさに圧倒されたい方は
8月2日から青森市へ!

ねぷた祭り宿泊プラン5,556円~

 

私も写真を見て感じたのは、「ねぷた」は絵なのでとっても芸術的。
多彩な色使いや細やかなところまでしっかり書かれている美しさと、
しっとりした明かりが上品な印象を受けました。

対して「ねぶた」は立体的に作られているので、
いわゆる3Dってやつですよね!

山車が近くまで来たら、赤ちゃん泣いちゃうんじゃないかなってくらい
鬼の顔にも迫力が出てます。

でもどちらのお祭りもとっても楽しそうですね!
それに開催期間がどちらも1週間近くあるので、どちらにも行ってみて、
楽しむことも十分出来ると思います。

眠気がすっかり覚めるような、素敵な北国の夏の夜のイベント。
皆さんも楽しんでみてはいかがですか?

 

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コメント

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  1. 2015年 5月 27日

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