七夕の由来は?笹の葉に願い事を飾る意味ってそんなこと?

七夕の由来 笹の葉に願い事を飾る意味は?~日本古来の風習はこうしてできた~

7月7日は七夕ですね。

七夕と言えば、笹の葉に飾る短冊!
子どものころはいろんな願いを書いてつるしたものです。

いまでも、近所の幼稚園や小学校では、大きな笹の葉に
たくさんの短冊が飾られているのを目にします。

 

七夕の行事や笹の葉を飾る習慣って、いつから始まったんでしょうか?

(^_^;)「子供のころから当然のようにあったから
由来とかは全然知らないね」

織姫と彦星の話は有名ですけどね。

 

笹の葉に短冊をつるしたり、その葉を飾ったりする習慣の意味は
全然知らない人が多いはずです。

 

でも、最近は幼稚園などでその由来を説明する人もいる様子。

子どもたちはなんでも知りたがりますから、
「七夕ってなんで始まったの?」という素朴な疑問を
ぶつけてきそうな気がします^^;

 

七夕っていつから始まったの?
笹飾りの意味や由来は?

などなど、七夕に関する習慣について調べてみました。
大人でも知らないことばかりで、すごく新鮮ですよ!↓

 


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七夕の由来と笹飾りの意味

まずは、七夕の由来をご紹介します。

七夕は、

・奈良時代に中国から伝来した「乞巧奠(きっこうでん)」
・日本の神事であった「棚機(たなばた)」、
・織姫と彦星の伝説

が、合体して生まれたものです。

いまの七夕の行事になるまでに、平安時代の400年間だけでも
かなり変遷をとげています。

由来はかなり複雑なんですね。

 

そして、笹の葉飾りを飾るようになったのは江戸時代から。

平安時代の七夕は宮中行事で、「梶」という木の葉に和歌を書き、
願い事をしていました。

江戸時代になると、庶民にも七夕が広がり、
詩歌や習い事の上達を願い、5つの色の短冊に願い事を書いて
笹につるすという習慣ができます。

笹の葉を使うのは、笹が天に向かって長く、さらさらという音が
ご先祖の霊を呼んでくる、とされているから。

笹は昔から神聖な植物として扱われていました。

 

 

短冊が5色なのは、中国の陰陽五行にちなんだ色を選んでいるから。
木・火・土・金・水の五つの要素の色「緑・赤・黄・白・黒」の
短冊に書くのが正式なんです。

いまは金色や銀色などなど、いろとりどりです。
もともとは5色だったんですね(←知らなかったです^^;)

 

笹の葉に願い事を書いて結ぶのは日本独自のものです。

中国の「乞巧奠」では、手芸の上達を願って
星に祈りをささげていました。

なので、最初は「習字がうまくなりますように」など、
手習いに関することを願っていたんです。

いまは「○○になれますように!」など、将来なりたいものなどを
短冊に書いていますが、本来は

「うまくなりたいものを書く」

↑これが本当なんですね。

 

「お金持ちになりますように!」なんていう大きな夢(?)ではなく、
いま上達したいものを書く、というのが本来の願いごとです。

お子様が七夕の短冊を書くときは、
「上達したいものを書くといいよ」と教えてあげてくださいね。

 

 

 

七夕の由来を最初から説明しようとすると、かなり複雑です^^;

なので、お子様に説明するときは

・中国から伝来してきた風習であること

・織姫と彦星の伝説が合体して、今の形になったこと

↑この二つを押さえてあげるとよいでしょう。

特に、織姫と彦星のお話は、幼稚園でもよく扱われます。

 

なんで願い事を笹の葉に書くの?という疑問を持つ子もいますから、
「笹は神聖な植物なんだよ」ということを伝えてあげてくださいね。

 

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