お年賀の熨斗(のし)はいつまで大丈夫なの?
お年賀の熨斗(のし)はいつまで
最近では、昔ながらの伝統がだんだんと崩れつつある気がします。
その一つがお年賀贈答の文化なのではないでしょうか。
このお年賀の贈答の文化は、
元々は新しい年の神様を祀る意味があるのです。
年始の挨拶に訪問する時に「御歳魂(御年玉)」と言うことで、
年神様を祀る仏壇、神棚にお供え物をするのが、
お年賀の贈答の文化の基礎でした。
それが、家人には「お年賀」の熨斗(のし)で手土産を持参して、
子供には「お年玉」と言ってお小遣いをあげたりするようになりました。
どちらかと言うと、
お年玉の方がよく知られているかも知れませんね^^;
でも、結婚して親戚付き合いが変化すると、
相手側の親戚が昔ながらの風習にこだわる方だったりすることもあります。
なので、これに備えて、
正しいお年賀の贈答の文化を知っておくと役に立ちますよね。
ところで、お年賀ののしがいつまで大丈夫なのかご存じですか?
御年賀の熨斗はいつまで…
何らかの事情で年始の挨拶ができず、
「今年初めての訪問が1月半ば以降になってしまう。」
なんて言う方もいるでしょう。
年始の挨拶に手土産を持参するのは、
正式には1月1日~3日までとされています。
もしその間に挨拶に行けない場合には、
「1月6日までの間」となっている地域もあるようです。
また地域によっては、「1月15日まで」ところもあります。
お年賀ののしがいつまで大丈夫なのかは、
このように地域によって時期が異なるようですね。
そして、もし何らかの事情で挨拶が遅れてしまった場合には、
「御年賀」ではなく「寒中見舞い」と言うのしを使用しましょう。
それから、具体的なのし紙についても、
どういうものを使用したら良いのか戸惑う方も多いのではないでしょうか。
一般的には、赤と金色で印刷された紅白で、
5本か7本の花結びか蝶結びのものを使用します。
>こののしに濃い色の墨で分かりやすく楷書で、
水引の真ん中の結び目の上に「御年賀」と書いて、
結び目の下に名前を書きます。
ちなみに、事情があって訪問ができない場合でも、
通販や百貨店の配送を利用して送るのはマナー違反とされているようです。
喪中の御年賀はどうなるの?
訪問する側か訪問される側のどちらかが喪中の場合は、
どうしたら良いの?
と言った疑問も中にはあると思います。
こういう場合には、
喪中にある方、相手の喪中を知っている側が、
事前に相手の了承を得る必要があります。
喪中でありながら自分が訪問する側にある場合には、
相手に挨拶を遠慮させて頂くと言うことを伝えておいた方が良いでしょう。
喪中の場合の挨拶は、
「御年賀」ではなく「寒中見舞い」として、訪問も年賀に該当しない日に行います。
1月7日から2月2日までの間で、
訪問のスケジュールを相談して決めておくと良いかも知れませんね。
このようにお年賀の手土産を持参する時には、
お年賀ののしの大丈夫な時期、寒中見舞いの時期、
のしの使い方など色々なマナーがあるんですよ。
年神様を祀る意味で考えると、お土産を持参すること、
相手宅を訪問することなどは、本当に気持ち的な問題ですよね。
とは言っても、「気持ちがこもっていれば何でもOK!」
と言う訳ではありません。
訪問する側やお土産を持参する側の気持ちとは裏腹に、
相手にとって負担になってしまうのは避けたいものです。
「お互いに気分良く!」と言う気持ちを大切に、
素敵な年始を送ることができると良いですよね。
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