お盆にお墓参りへ行けない場合はどうする?供養する方法は?

お盆に墓参りに行けない場合はどうするの

梅雨が終わり、夏と、お盆の季節がやってきますね。
東京では7月、地方では8月と、時期は違いますが
子孫や家族のもとに帰ってきた祖先や亡くなった方々の霊を供養する
大切な行事です。

お盆時期は、お墓やお寺などにお参りをしますが、

仕事や学業の都合がつかず休めないとか、
お墓からとても離れたところに住んでいるなど
思うようにお参りが出来ない人も居ると思います。

 

思うようにお参りが出来ない人も居ると思います。

特別に信心深い人ではなくとも、子供の頃からの恒例行事で、
お盆にはお墓参りに行く、という習慣がある方は、
都合がつかず行けない、となると、「行けなくてもいいの?」
と気になることもあると思います。

また、「御先祖様に日頃の感謝を伝えたいのに、お参りに行けない」
と申し訳なく思う人もいれば、「お参りしないと、祟られて悪い事が起きるんじゃ?!」
なんてオカルト風な心配をする人も居るのでは…

そのような様々な心配事の解決の手助けに少しでもなればと
以下に、お盆にお墓参りに行けない場合に出来る事をまとめてみました。

 

 

 

お盆にお墓参りに行けない人のための様々な御供養方法

1. お寺に卒塔婆(そとば)立てとお経をお願いしておく

仏教の宗派によりますが、お盆に卒塔婆を立てる場合があります。

卒塔婆とは、納骨時・法要・お盆・お彼岸などに、お墓に立てる
戒名や梵字などが書かれた細長い板のようなものです。
死者の供養のために立てます。

お世話になっているお寺がある場合は、卒塔婆立てとお経をお願いしてみましょう。
その場合、御布施とは別に、卒塔婆料がかかります。

 

 

2. お盆に拘らず、行ける時にお墓参りをする

宗派によって違うかもしれませんが
お墓参りは基本的にはいつ行っても良いようですので
都合のつく時に花やお供え物を持って足を運び、
お墓を掃除して手を合わせてみてはいかがでしょうか。

お墓も、年に2回(お盆・お彼岸)しか人が行かないより、
違う時期にもちょくちょく訪れる人が居た方が
賑やかで、故人も喜んでくれるのでは…

現実的にも、頻繁に手入れをされていた方がお墓の環境を綺麗に保てます。

 

 

3. 自宅で供養

お盆時期にお墓参りが出来なくても
きゅうりの馬と茄子の牛(ご先祖様が乗る精霊馬です)、お花、お水、
お供え物、お線香を用意し盆棚を作ってお供えして供養する方法もあります。

盆棚は、ミニテーブルに白布をかける、などして作る事が出来ます。
精霊馬は迎える時は内向き、送る時は外向きに置きます。

棚や提灯、敷物などがセットになったお盆セットも売られていますので
手作りよりも少し豪華にしたいという方は、そういうものを揃えるのも良いかもしれません。

お盆セット

 

1~3まで、お盆にお墓に行けない場合の御供養方法を書いてみましたが
いずれも、仏教が前提で、宗派によっても違いますのでご注意ください。

 

 

 

お盆にお墓参りに行けない場合まとめ

ここまで色々書いてきましたが、
お盆にお墓参りが出来ても出来なくても、御供養は気持ちが大切なのだと思います。

御供養は気持ちが大切

たとえ行けなくても、自分に出来る事でご先祖様に感謝を示そうとか、
お迎えして送りだそうとか、ご先祖や亡くなった方の事を話したり思い出したり…
思い出す事が供養になると言う人もいますし、
生きている間だって、忘れられるのが寂しいと思う人は多いですよね。

いつもお盆のお墓参りが出来ない方も、今回はたまたま行けない方も
今年は自分が出来る御供養をしながら、お盆を過ごされてみてはいかがでしょうか。

 

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