一度は見に行ってみたい!桜が有名なおすすめ場所《保存版》

桜が有名な場所

お花見の季節になりましたね。
今年も、周辺のお花見スポット、職場の人や、お友達、家族などと
お花見に出かける計画をしている方は多いでしょう。

ところで、そんな、家から気軽に行けるお花見も勿論、綺麗で楽しいのですが…
時々、「桜が有名な場所に行ってみたいな~」と、思うことはないですか?

桜は、どんな場所に咲いていても美しいですし、近所の公園などの桜も綺麗なんですが、
桜の名所とか、桜が有名な場所に咲いている桜は、
もっと心に残る美しさなのではないかと、気になって、行ってみたくなるんですよね。

一度は見に行ってみたい!桜が有名なおすすめ場所をご紹介

また、写真を撮るのが好きな方は、景色も桜そのものも美しい桜の名所で
存分に写真を撮ってみたいとか、SNSにアップしたい、なんて気持ちもあるでしょう。

でも、日本には桜の名所と呼ばれるところは沢山ありますし、
いざ、有名なところを見に行こうと決めても、なかなか候補を絞りきれない、
という方も多いのではないかと思います。

そこで、今回は、桜が有名な場所の中でも、特に有名かつ、人気の高い、
おすすめのお花見スポットをご紹介します。

今年のお花見計画を立てている最中の方、これから立てる方、
ぜひ、候補地選びの参考として、お役立てくださいね!

 


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桜が有名な場所代表、日本の五大桜

まずは、有名な桜の代表として、日本五大桜をご紹介します。
日本五大桜は、大正11年に国の天然記念物または特別天然記念物に指定された桜で
国内に沢山ある桜の中でも、特に優美で美しい桜とされており、
また樹齢も古く、歴史のある桜でもあります。

 

石戸蒲ザクラ(埼玉県北本市)

石戸蒲ザクラ(いしとかばざくら)は、樹齢800年以上のカバザクラの古木で、
埼玉県北本市の、東光寺の境内にあります。国の天然記念物に指定されています。

カバザクラ、ってあまり聞き慣れない名前ですが
これは実は、エドヒガンザクラとヤマザクラの自然雑種(自然に交配された種)で
元々は、この東光寺にあるものしか存在しなかった、大変珍しい桜なんです。
名前の由来は、鎌倉時代の武将、源範頼が石戸宿に逃げて、
隠れて生き延びたという伝説から、名付けられたとされています。

石戸蒲ザクラ(埼玉県北本市)

現在は、まちおこしによって、石戸蒲ザクラの子孫が市内に植樹されていますが、
それでも希少な桜には違いないですし、東光寺の石戸蒲ザクラがオリジナルですから
ぜひこの目で見てみたい、有名な桜のひとつです。

ちなみに、この桜は、交配種ですので、
一つの木に白とピンクの二種類の花が咲き、とても美しいです。
また頭上の手の届くところまで花が下りてきますので、
間近で桜を見られるのも、おすすめポイントです。

見頃:毎年4月10日前後
住所:埼玉県北本市石戸宿3-119東光寺境内
料金:無料
公式サイト

 

 

三春滝桜(福島県田村郡三春町)

三春滝桜(みはるたきざくら)は、、福島県田村郡三春町大字滝字桜久保にある、
樹齢推定1000年超の、ベニシダレザクラ(紅枝垂桜)の巨木で、国の天然記念物です。
別名を、三春の滝桜、また単に滝桜とも呼ばれています。

この三春滝桜とか、滝桜という名前は、
花が流れ落ちる滝ののような見事さであることから、名付けられたそうです。
天保の時代に、加茂季鷹の詠歌の
「陸奥にみちたるのみか四方八方にひびきわたれる滝桜花」によって有名になり、
その後、三春藩主の御用木として、大切に保護されてきました。

三春滝桜(福島県田村郡三春町)

枝の広がりは、樹高は13.5m、根回りは11.3m、
枝張りは幹から北へ5.5m、東へ11.0m、南へ14.5m、西へ14.0mの巨木で
本当に大きく迫力があり、近くで眺めると圧倒されます。
また、周りに遊歩道があることから、色々な角度から眺めることができますよ。

夜間は、ライトアップもあり、
暗闇に浮かび上がるピンク色の花がとても美しいので、
ぜひ、昼の花も、夜の花も見て頂きたい、見どころいっぱいの有名な桜です。

見頃:4月中旬~下旬
住所:福島県田村郡三春町大字滝字桜久保296番地
料金:1人300円(中学生以下無料)
公式サイト

 

 

山高神代桜(山梨県北杜市)

山高神代ザクラ(やまたかじんだいざくら)は、
山梨県北杜市武川町山高の実相寺境内にある、エドヒガンザクラの老木です。
樹齢は1800年とも2000年ともいわれ、国の天然記念物に指定されています。
別名では、神代桜とも呼ばれています。

この桜を植えたのは、東征の時の日本武尊(ヤマトタケルノミコト)といわれています。
また、鎌倉時代に、日蓮がこの木の衰えているのを見て、
祈ったところ蘇ったという伝説もあり、
さすが樹齢2,000年ともいわれるだけあって、神話に絡むくらいに伝説も古く、
浪漫がありますよね。神話や歴史好きな方には、特に心惹かれる桜だと思います。

山高神代桜(山梨県北杜市)

大きさも、樹高10.3m、根元・幹周り11.8mもあり、日本で最古・最大級の巨木として、
大正時代に国指定天然記念物第1号となったという歴史もあります。
山高神代桜は、薄紅色に咲く桜の花もとても美しいのですが、
樹齢や悠久の歴史を感じさせる太い幹も、迫力がすごい!と人気がありますよ。

また、ここには、この山高神代桜の他にも、
同時期に8万本のラッパ水仙が咲くこともあり、少し離れたところから眺める景色の、
足元の水仙の黄色と、頭上の桜の薄紅色のコントラストも綺麗なので、
それも、桜が有名な場所として人気を集める理由のひとつだと思います。

見頃:4月上旬頃
住所:山梨県北杜市武川町山高2763
料金:無料
公式サイト

 

 

狩宿の下馬桜(静岡県富士宮市)

狩宿の下馬ザクラ(かりやどのげばザクラ)は、静岡県富士宮市にある、
樹齢800年超えの、日本最古級のヤマザクラで、国の特別天然記念物です。

1193年に源頼朝が富士の巻狩りを行った時に、
馬からおりた所である、されたことから
狩宿の下馬ザクラ、と呼ばれるようになったという言い伝えがあります。

そんな歴史ある桜ですが、以前は、樹高35m、幹囲り8.5mもある巨木だったところ
現在は度重なる台風などの影響で弱っており、小さくなってしまっています。
しかし、毎年大切に手入れをされることで、
少しづつですが、また往時の姿を取り戻しつつあります。

狩宿の下馬桜(静岡県富士宮市)

それに、サイズは小さくはなっても、歴史あるこの木の風格や貫録はやはり
日本五大桜に相応しく、
周辺の木々とは一線を画すものがあると、感じることができます。

ちなみに、狩宿の下馬ザクラは、学名をアカメシロバナヤマザクラというのですが
漢字で書くと、赤目白花山桜で、その名の通り、
咲き始めは淡いピンクの花が咲くのですが、徐々に白い花へと変わっていく、
2色の花が楽しめる、珍しく美しい桜なんです。

また、天気の良い日には、ここから富士山を見ることも出来ますので、
「富士山を背景にして咲く狩宿の下馬ザクラ」なんて贅沢な景色も見られますよ。
また、周りにある井出家の高麗門や、一面の菜の花畑なども美しく
満開の桜の美しさを一層、ひきたててくれます。

見頃:4月上旬~4月中旬
住所:静岡県富士宮市狩宿98?2
料金:無料
公式サイト

 

 

根尾谷の淡墨桜(岐阜県本巣市)

根尾谷の淡墨桜(うすずみざくら)は、岐阜県本巣市の淡墨公園にあり、
継体天皇お手植えとも言われる、樹齢1500年以上のエドヒガンザクラの古木で、
国の天然記念物に指定されている、有名な桜です。

この長い歴史を象徴するように、とても大きな木で、
樹高16.3m、幹囲目通り9.91m、枝張りは東西26.90m、南北20.20mもある巨木です。
近年は、長い樹齢から幹の老化が著しく、幹の内部の空洞も広がっていますが
樹木医や地元の人によって、手厚く守られ、大切にされ、
今も毎年、美しい花を咲かせ、多くの人の心を惹きつけています。

根尾谷の淡墨桜(岐阜県本巣市)

ちなみに、この淡墨桜は、
蕾の時は淡いピンクで、満開時は白色、散り際には淡い墨色、になることから
その名前で呼ばれており、開花状況によって色を変える珍しい桜なんです。

蕾や満開時の桜らしい色も素敵ですが、
散り際の珍しい、儚さを感じさせる淡墨色も、ぜひ見ていただきたい桜ですよ。
また、淡墨桜の後ろには、淡墨桜2世が植えられていますが、
同じ種類の筈なのに少し色が異なり、その不思議なコントラストも魅力のひとつです。

公式サイトでは、桜の開花状況をライブ映像で見ることができ、
蕾、満開、散り際、どの状態の桜を見に行きたい場合も、
予定を立てるのに役立ちますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

見頃:4月上旬~4月中旬
住所:岐阜県本巣市根尾板所995
料金:無料
公式サイト

 

 

 

人気が高い、桜が有名な場所いろいろ

円山公園(京都府)

祇園のシダレザクラが多くの人から愛される、桜が有名な場所のひとつです。

池を中心に茶店などが点在する公園の中に、
与謝野晶子も愛したという祇園の夜桜として有名なシダレザクラが咲き、
その他にも、ソメイヨシノやヤマザクラ、ヤエシダレザクラなど
約680本もの桜が植えられており、たくさんの美しい桜を見る事ができます。

円山公園(京都府)

また夜間はライトアップがされるので、
昼間とは違った美しさを楽しむことができますよ。

見頃:3月下旬~4月上旬
住所:京都府京都市東山区円山町
料金:無料
公式サイト

 

 

高田公園(新潟県)

高田公園は、徳川家康の六男、松平忠輝公の居城として築城された
高田城の跡に造られた公園で、この公園全体が新潟県の史跡に指定されている
歴史ある公園です。

その中にある桜は、高田公園の桜と呼ばれ、
明治42年(1909年)に在郷軍人会によって2,200本の桜が植えられたのが始まりですが
現在は公園だけでなく、その周辺も含めて約4,000本もの桜があると言われており、
桜で有名な場所として、多くの人から愛されています。

高田公園(新潟県)

夜は、ぼんぼりの灯りで照らされた夜桜が楽しめ、
お堀の水面に映るその夜桜が幻想的で、とても美しいことから、
日本三大夜桜のひとつにも数えらえています。

また、多くの桜が立ち並び、通る人の頭上を花で覆い尽くす桜のトンネルも、
夜はライトアップがされ、昼間とは違った美しさをみせてくれます。
昼も美しいですが、夜桜が特におすすめな、桜の名所です。

見頃:4月上旬~4月中旬
住所:新潟県上越市本城町44-1
料金:無料
公式サイト

 

 

弘前公園(青森県)

1611年(慶長16年)に築城された弘前城の、
天守や築城時の形態がそのまま残されている公園で、
天守・櫓・門は重要文化財に指定されています。

この古城の白壁と老松の緑、そしてそこに咲く約52種類、2600本もの桜が
見事なコントラストを浮かび上がらせ、とても美しく、
弘前公園の桜の存在を広く知らしめています。

お城を背景にして咲く満開の桜も、歴史とロマンが感じられて美しいですし、
桜並木の、頭上を埋め尽くす桜と、散って落ちた花びらが足元一面に広がる様も
ロマンティックでとっても素敵です。
また、夜間のライトアップされた夜桜も幻想的で、おすすめですよ。

弘前公園(青森県)

口コミでも、リピーターが多く、何度見てもきれい、何度でも見に行きたいと、
多くの人の心を魅了する、桜が有名な場所のひとつです。

見頃:4月下旬~5月上旬
住所:青森県弘前市下白銀町1
料金:弘前城本丸、北の郭、弘前城植物園、藤田記念庭園は有料
(料金は場所によって異なるので、公式サイトでご確認ください)
公式サイト

 

 

以上、日本五大桜や、その他の桜の名所など、
人気の高い、桜が有名な場所のご紹介でした。

ご紹介した場所は基本的にはどれも、ただ有名なだけでなく、
桜の木そのものに歴史があったり、植えられてるのが歴史ある史跡であったり、
現在の景色が美しいというだけでなく、
長い長い間、ずっと美しく、多くの人々から愛されて名を馳せてきた、
本当におすすめできる、桜の名所ばかりです。

こういった歴史ある、桜が有名な場所は、
今そこにある桜の美しさだけでなく、
「大昔の人も、これと同じものを見て楽しんでいたんだ」というロマンを感じられて、
美しい桜が、より一層美しく感じられるんですよね。
そういった理由からの、厳選したおすすめ、というわけです。

また、お花見に行くと、必ず皆さん写真を撮ることと思いますが、
今回ご紹介した名所はどれも、色が珍しい桜だったり、夜桜が美しかったり、
歴史的建造物や山などの背景とのコントラストが素晴らしかったり、
どれも写真の撮り甲斐があるところばかりです。

勿論、InstagramやなどのTwitterなどのSNS映えも抜群ですので、
そういうところに写真を載せて、沢山の人に見て欲しいな~と考えている方にも
おすすめのお花見スポットですよ。

というわけで、今回ご紹介した、そんな美しく歴史ある、桜が有名な場所の数々、
「今年は近所でなく、桜の名所にお花見に行ってみたいな~」と考えている方、
そう思ってはいるけど、まだ候補地が絞れていない方の、行先選びの参考として
ぜひお役立て頂ければ嬉しいです。

 

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