ボーナスの計算の仕方~どうやって税金が引かれるのか?~
ボーナス計算の仕方「手取りでいくらもらえるのかをシュミレーション!」
年2回のボーナスは、
会社員にとって最大の楽しみと言っていいでしょう!
自分のボーナスはいくらもらえるのか、
前もって自分で計算したいものです。
私もボーナスをもらっているときは、「○万円ぐらいかな・・・?」と
皮算用して楽しみにしていました^^;
そうなんです。今はボーナスからも社会保険料などが引かれ、
さらに、源泉所得税という所得税も差し引かれるので、
手取りが予想していたより少なくなっているのです。
でも、今はボーナスからも社会保険料などが引かれる時代に(涙)
源泉所得税という税金も差し引かれるので、
自分が思っていたよりも少なかったという人も多いんじゃないでしょうか。
では、ボーナスってどのように計算するんでしょうか?
その計算方法や税金や社会保険の控除などについて調べてみました。
今年のボーナスの金額が気になっている方はぜひ参考にして、
より正確な手取り額を予測しましょう。
ボーナスの計算方法
ボーナスは、「給料の○か月分」などと決まっているところが多いと思います。
この「○か月分」に査定の結果をかけて「×1.5」などされた額が
額面のボーナスとなるところが多いです。
この場合の「給料」とは、「基本給」のことです。
住居手当や扶養手当など、各種手当はこの中に含めません。
給料明細をみると「基本給」「残業手当」「通勤手当」「各種資格手当」など、
各種の手当てがあります。
この中から「基本給」だけに「○か月分」を掛けて算出します。
例えば、基本給が18万円でボーナスが2か月分の場合は、
18万円×2=36万円がボーナスの金額ということになります。
(さらに追加査定される場合もあります)。
これがボーナスの金額、ということになります。
ボーナスから天引きされる社会保険料・税金
注意しなければならないのは、
基本給×2か月分が全額手取り額にならないということです。
確定した支給額から、
「社会保険料」と「雇用保険料」、「源泉所得税」の3つが控除されます。
控除額は、所得や扶養家族の有無などによって違います。
社会保険料は、
「ボーナスから1,000円未満の端数を切り捨てて保険料率」
をかけた額が引かれます。
保険料率はこちら⇒保険料額表
ただし、この料率は都道府県によって異なります
例えば、大阪府在住で独身30歳の方がボーナス20万円だった場合、
・健康保険料 200,000×10.06%×1/2=10,060円
・厚生年金保険料 200,000×16.766%×1/2=16,766円
となり、社会保険料は26,826円引かれます。
さらに、雇用保険が、
・200,000×5/1000(一般事業の場合)=1,000円差し引かれます。
これは事業の種類によって異なり、
建設業などはかける率が違ってきますのでご注意を。
賞与に対してかかる源泉所得税額
源泉所得税は、前月の給与から社会保険料などを差し引き、
下の表に当てはめて税率を導き出します。
賞与から社会保険料を差し引いた金額×税率が源泉徴収税額となります。
例えば、前月の30万円で独身扶養家族ナシ、ボーナス20万円だった場合、
・300,000-(15,090+25,149+1,500)=258,261円
上記の表に従うと税率は6.126%なので
・{200,000-(10,060+16,766+1,000)}×6.126%=10,547円
↑これが源泉徴収税額です。
つまり、この例で言うと、賞与の手取り額は
・200,000-(10,060+16,766+1,000+10,547)=161,627円となります。
少し複雑な計算で、
分かりにくいと感じられた方も多いのではないでしょうか?(汗)
そんな方のために、
ボーナスの手取りがシミュレーションできるサイトをご紹介します。
前月の給与明細を用意して計算してみましょう。
⇒ボーナス手取りシュミレーション
あくまでも概算ですけど、おおよその金額は予想が付きます^^
ボーナスから天引きされる各種控除について、
概要をご紹介しました。
とっつきにくいとは思いますが、計算の方法はさほど難しくはありません。
一度コツを掴んでしまえば、概算の金額は予想できるようになります。
ただ、健康保険料や源泉所得税率はたびたび改訂されます。
最新の情報に基づいて計算してください。
概算のボーナス手取り額を前提にして、
計画的な使い方をプランニングしましょう!
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