隅田川花火大会の由来と歴史『玉屋~』『鍵屋~』掛け声の意味

隅田川花火大会の由来と歴史 ~鍵屋の技術・300年の歴史をひも解く~

夏の風物詩、隅田川の花火大会。
毎年多くの人でにぎわう花火大会で、近年ではテレビ中継されるほど!
日本一有名な花火大会と言ってよいでしょう。

この隅田川花火大会は日本で最古の歴史を持つと言われています。
その歴史は江戸時代までさかのぼります(!)

粋なことが大好きな江戸っ子たちも、花火を眺めていたんでしょうね(*^_^*)

隅田川花火大会の由来と,歴史

 

「玉屋~鍵屋~」という掛け声が始まったのも、隅田川花火大会に由来しています。
歴史を見ていくと、すごく面白いですよ♪

意外と知られていない、隅田川花火大会の歴史と由来を調べてみました。
由来を知ると、隅田川の花火がまた違った気持ちで見られそうです。

 


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隅田川花火大会の歴史と由来

隅田川花火大会の起源は、八代将軍吉宗の時代までさかのぼります。
その頃はまだ隅田川花火大会という名称ではなく、
「両国の川開き」と呼ばれていました。

隅田川花火大会という名称になったのは割と最近で、昭和53年です。

この「両国の川開き」は、実は慰霊のために行われたもの。

1732年の大飢饉(享保の大飢饉)でなくなった犠牲者の慰霊のため、
1733年に行われた隅田川の「水神祭」がその始まりです。
両国橋の近辺で花火を打ち上げ、それが毎年行われるようになりました。

 

最初は慰霊祭だったんですね。
そう考えるとなんだか胸が痛くなりますが・・・(涙)

そしてこの時に花火を担当したのが「鍵屋弥兵衛」という人物です。

年々規模を大きくしていき、
そこからのれんわけされた「玉屋市兵衛」と二大巨頭となり、
両者の花火が人気をはくしていきます。

 

のれんわけされたはずの玉屋の方が、、
人気が出てしまうというハプニングもありつつ^^;、
二大巨頭体制は長く続きますが、

玉屋が火事を起こしたことで玉屋は江戸から退去することに・・・
『玉屋の歴史は一代限りだったんですね。』

 

でも、「玉屋~」という掛け声は今でも有名ですし、
江戸っ子たちも「玉屋~!鍵屋~!」という掛け声をずっと続けていたようです。

花火のあの掛け声は、その時代を一世風靡した職人さんの名前からきてるんですね^^

 

 

いまも続く「鍵屋」の歴史

隅田川で最初に花火をあげた鍵屋ですが、なんと今でも残っています。
宗家花火鍵屋

現在の棟梁で15代目。
創業からゆうに300年は立っているという老舗中の老舗です。

現代の花火はきれいな円を描きますが、
この円状にキレイに飛び散る花火を開発させたのがこの鍵屋。
十代目鍵屋弥兵衛が苦心して作り上げた力作と言われています。

今は当たり前のように見ている花火ですが、苦労があったんですね。
代々磨き上げられてきた技術の結集、それが今の花火です。

 

途中、戦争や震災によって中止されたり延期されたりはしましたが、
いまも毎年同じ時期に同じ場所で美しい花火を上げ続けています。

300年以上も磨き上げた技術・美しい花火を毎年見られるなんて…
贅沢なことなんですね^^

今年も隅田川へ美しい花火を見に行きましょう!

 

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