お中元のし紙書き方と貼り方~恥をかかないお中元の渡し方~
お中元熨斗紙の書き方・貼り方
毎年、7月に入ると、様々なお中元用のグッズが店頭に並び始めます。
お中元を贈らない人も、「あ、このお中元セット、いいなぁ~」と、
もらう側目線になって見てしまいます。
競争も激しくなっているので、
工夫が凝らされた商品で一杯です。(*^_^*)
ところで、お中元を贈るときは、商品の上に必ずのし紙をつけて贈りますが…
皆さんは、その「のし紙」の正しい書き方をご存知でしょうか?
改めて聞かれると、意外に「どうだっけ?」と思う人も少なくないでしょう。
また、「のし紙」にはいくつかの種類があります。
最近は、簡易型の「のし紙」が使われることが多く、
貼り方が分からないという人も案外いらっしゃいます。
私も初めて簡易型の「のし紙」を見たときは、
「これ、どこにどうやって貼るんだろう??」と少々戸惑った記憶があります。
そこで今回は、「のし紙」の種類や正しい書き方、
貼り方など、「のし紙」にまつわる情報を集めました。
是非参考にしていただき、恥をかくことのないようにお中元を送りましょう!
のし紙の種類
まず、「のし紙」の種類について見ていきましょう。
ここでは2つの種類をご紹介します。
一つは、一般的な「のし紙」、いわゆる「熨斗掛け」されるタイプのものです。
もう一つは、最近よく使われている「短冊のし」と言われるタイプです。
それぞれの書き方や貼り方を見ていきましょう。
熨斗掛け用のし紙の場合
熨斗掛け用のし紙とは次のようなものです。↓
蝶結びの水引や、のしと呼ばれる、右上の六角形のものが印刷されたもので、
お中元の箱全体をすっぽりと包むように貼ります。
こののし紙の書き方ですが、
・蝶結びの上に「お中元」もしくは「御中元」
・水引の下に姓名
を記入します。
最近は、ほとんどの場合、宅配サービスを利用してお中元を贈ります。
送付元が伝票に表示されているので、
「姓名」の「姓」だけを記入することも多くなっています。
ただし、連名で贈る場合や、
お稽古ごとの先生など、特に個人の感謝の気持ちを込めて贈りたい場合は、
名前までしっかりと記入するようにしましょう。
相手や使い道に合わせて、「姓」だけの記入がいいのか、
「名前」まで記入したほうがいいのか判断して、
適切に使い分けましょう。
宅配なら伝票で名前が分かるので、「姓」だけの記入でも大丈夫、
と言いましたが、宅配の伝票って、時には字がにじんでいたり、
先方の方が無造作に破ってしまうというリスクがあります。
そんなケースも想定して、できれば「姓名」の記入をお勧めします。
次に包み方です。
このタイプのし紙は、贈答品に直接「のし紙」をかける「内のし」と、
包装紙の上から「のし紙」をかける「外のし」の2種類があります。
宅配便を使って送る場合やデパートからの配送の場合、
のし紙が傷んだり破れたりする危険性が高まります。
そのため、これらの場合は「内のし」にするのが無難です。
それでも、どうしても「外のし」にこだわりたい場合は、
発注するときにその旨を伝えて、
特にていねいな取り扱いをお願いするようにしましょう!
短冊のし紙の場合
最近は簡略タイプの短冊のし紙も増えてきています。
「熨斗掛け用ののし紙」を見慣れていたので、
私も初めて見たときは、少し違和感を覚えました。(汗)
でも、今ではこのタイプの方が便利だと感じる場合もあります。
短冊熨斗↓
右上の六角形の「のし」と「水引」が印刷された短冊形ののし紙です。
このタイプの「のし紙」には、
・「のし」の左側に「お中元」もしくは「御中元」
・「御中元」の下に自分の姓名
これを記入します。
短冊が小さいこともあって、
全体のバランスから、名前を入れない場合が多いようです。
現に、デパートから配送された場合は名前が省略されているケースが多いです。
ただ、この場合も、やはり贈る相手によって、
記入の仕方を使い分ける必要があるでしょう!
画像のように、短冊のし紙は「贈答品の箱の右上」に貼ります。
もちろん、包装紙の上からでも、贈答品の箱に直接貼ってもOKです。
どちらも失礼には当たりません。
宅配便で贈る場合やデパートから配送する場合は、
包装紙の上から貼る場合が多いようです。
「どうしても贈答品の箱に貼ってほしい!」という人は、
発注の際にその旨をお願いするようにしましょう!
今回は二つの種類の「のし紙」について、
書き方や梁型などをご紹介しました。
日頃お世話になっている方や上司に贈るものです。
せっかくいい品物を送ったとしても、
「のし紙」の書き方などを誤ってしまった、
なんてことになると、元も子もなくなってしまいます。
「のし紙」の正しい貼り方・書き方をマスターして、
相手にしっかりと感謝の気持ちを伝えましょう!
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