4月の季語・時候の挨拶 ~うららかな春を表現して大人の挨拶文に~
4月の季語 時候の挨拶…
昔お世話になった方や、久しぶりに会いたい方に、お手紙を・・・
手書きでお手紙を書くなんていう機会がすっかり減った昨今ですが、
やはり本当に気持ちを伝えたいときは手紙がイチバン!
お世話になった方にはメールや電話で済ませず、
たまには挨拶文を書いてみましょう。
とはいえ、正しい手紙の書き方なんて知らないものです^^;
実は手紙には季語を入れたり、
時候の挨拶を入れたりと、一応のマナーがあります。
特に挨拶文を書くことの多い4月は、
季語や時候の挨拶を知っておくと便利!
どんな場面でも使えるので、定型文として覚えてしまいましょう。
4月の季語
手紙の冒頭には、頭語(拝啓・拝呈・啓上)などを書き、
そのあとに季語を用いた時節の挨拶をします。
4月の季語は、
陽春・春爛漫・春風・晩春・春雨・仲春・清和・春泥・麗春・
春風駘蕩・春がすみ・春宵・花信・花冷え
これらの季語は、4月中ならいつでも使えます。
この季語に『○○のみぎり』『○○の候』という形で使います。
使いやすいのは「春爛漫」「花冷え」あたりですね。
季語を使い慣れない方は、
自分が聞いたことのある言葉を使うと、手紙が書きやすくなります。
4月の時候の挨拶・例文
4月の季語 時候の挨拶…
時候の挨拶は、季語を使った文頭のあとに続けます。
4月といっても上旬・中旬・下旬で、
微妙に挨拶が変わってきますので注意しましょう。
<4月上旬向け 時候の挨拶>
・暖かな春、日差しが気持ちよい季節になってまいりました。
・春風に導かれ、身も心もいきいきしてくる季節です。
・春爛漫の季節を迎え、ますますご活躍のことと存じます。
・桜の花が咲き誇り、一年で最も美しい季節がやってまいりました。
・お花見の季節になり、華やいだ花の姿に気持ちも明るくなってまいりました。
<4月中旬向け 時候の挨拶>
・花の盛りもはや過ぎつつあり、日一日と緑が濃くなってまいりました。
・早くも顔をのぞかせた若草に、春の日差しが降り注いでおります。
・若草の緑が萌えだし、春の気配が整ってまいりました。
・夜空には朧月が眺められる季節になってまいりました。
・うたた寝の心地よさを感じる季節、お元気でいらっしゃいますでしょうか。
<4月下旬向け 時候の挨拶>
・楽しみにしていた春も、はや過ぎ去ろうとしております。
・桜が散り去り、緑の季節を迎えようとしております。
・心地よい春の陽気を惜しむ昨今、お元気でお過ごしのことと存じます。
・しめやかに降り注ぐ雨が、緑を濡らす春の午後となりました。
・花の季節はいつしか過ぎ去り、葉桜がゆれる季節になってまいりました。
春を感じさせる挨拶ではありますが、
桜が咲き誇る4月の上旬と、緑の息吹の濃くなってくる下旬とで
はだいぶ季節が違ってきます。
時候の挨拶は季節感が大事ですから、季節を感じさせる挨拶を心掛けましょう。
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