確定申告2016必要書類の書き方や計算方法は?
確定申告2016必要書類の書き方と計算
2016年の確定申告ももうすぐですが、
毎年のように必要書類の選び方、
書き方に困っている方も多いのではないでしょうか。
サラリーマンの場合は、基本的には勤務している会社で
年末調整の手続きをしてもらえることがほとんどです。
ただ、それでも確定申告した方が良い場合もあります。
また、アルバイトとして勤務している方は、
大抵は自身で確定申告する必要があります。
なので、「今年は確定申告が必要!」なんて言う方は、
この機会に必要書類の書き方を覚えておくと楽かも知れませんね。
ところで、
先に「サラリーマンでも確定申告した方が良い場合がある。」
と言うようなことを述べました。
実は、医療費控除や住宅ローン控除、寄附金控除、雑損控除などに関しては、
年末調整の適用範囲になっていないのです。
確定申告をせずにいると、
税金の控除を受けられなくなってしまうことがあるので
注意した方が良いですよ。
ちなみに、「雑損控除」の言葉の意味を知らない方もいるでしょうが、
雑損控除は災害とか事件などに巻き込まれて
資産の損害を被ってしまった場合の控除のことで、
次のように計算することができます。
差引損失額は「損害金額-保険金などによる補填金額」のことで、
「差引損失額-総所得金額×10%」
あるいは「差引損失額のうち災害関連支出の金額-5万円」
2つの内、金額の大きい方を雑損控除の対象とすることができます。
確定申告2016の必要書類<申告書の種類>
自分が確定申告に使用する確定申告書の種類は分かっていますか?
確定申告書には、AとBと第三表(分離課税用)の3つがありますよね。
申告書Aは、給与所得や配当所得、
一時所得、雑所得などの所得のみの方が使用します。
申告書Bは、これらの所得以外に、
不動産所得や事業所得のある方が使用します。
申告書第三表(分離課税用)は、
株、土地、建物の譲渡などの分離課税があれば、Bと一緒に使用します。
つまり、Aのみを使用するか、Bのみを使用するか、
Bと第三表(分離課税用)の両方を使用するかの選択になります。
確定申告2016 必要書類の書き方と計算
書き方としては、最初に収入金額の欄を埋めてしまいましょう。
(黄色の欄)
ここでは申告書Aを参考にしています。
給料の場合は、
税金や社会保険が差し引きされた後の手取り金額ではなく、
これらが差し引く前、交通費を含めず各種手当や残業代などを
含めた額面を記入することになります。
収入金額の欄には年金に関して記入する欄もあるのですが、
年金に関しても給料と同じように額面で記入します。
さらに、配当の欄に関しては源泉徴収が行われる前の金額、
一時の欄には保険の満期返戻金を記入します。
次に、所得金額の欄を埋めましょう。
所得金額の欄にも、収入金額の欄と同じように給与、
雑、配当、一時の欄がありますよね。
これらは、収入金額欄に記入した金額から、
必要経費を差し引きしたものに当たります。
給料なら給与所得控除額を、
公的年金であれば公的年金等控除額を差し引きした金額を記入します。
配当であれば配当金を受け取る元となる株を手に入れる時に
借り入れた費用の利子、一時所得であれば収入を得るために支出した費用と
50万円の特別控除額を差し引きした金額を記入します。
最後にもうひと頑張り、所得から差し引かれる金額の欄を記入しましょう。
雑損控除、医療費控除、寄付金控除以外の控除に関しては、
特に異動が無ければ個々の欄に細かく記入しなくても大丈夫です。
⑥~⑮までの控除の合計欄のみ記入しておけば問題ありません。
雑損控除、医療費控除、寄付金控除については、
1つずつ欄に記入して合計まで出しておきましょう。
ここまで記入すれば、あとは指示に従って税金の計算をするだけですね。
このように確定申告の必要書類の書き方を見てみると、
大体チェックすべきポイントが決まっている感じがしませんか。
毎年確定申告が必要な方でも1年に1回だけのことで、
サラリーマンで確定申告とはほぼ無縁だった方は、
機会が少ないだけに書類を見ただけでビビってしまうかも知れませんね^^;
それは確定申告書に色々なことが書かれていて、複雑に見えてしまうだけです。
でも、それほど難しく考えずにコツさえ覚えてしまえば大丈夫です。
ここまで書き方が分かれば、
分厚い説明書に最初から最後まで目を通す手間は無くなりますよね。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。