なんだか息苦しい!喉が狭い違和感で考えられる原因は?

喉が狭いって?

喉に何か詰まっているような異物感があり、食事を飲み込む時につらいとか、
呼吸をする時に、なんだか息苦しいとか、息が喉に触れると咳が出るとか、
まるで、何かがつかえているような、
一言でいうと、喉が狭い、とでもいうような…そんな、喉の不調。

上記のような症状があり、「なんだか喉に違和感があるな~」と感じた時、
「きっと風邪だな」と思う方は多いと思います。
特に、冬場は風邪が流行るので、自分もきっとそれだと考えるのは自然でしょう。

でも、その違和感、もしかしたら、風邪では無いかもしれません。

喉が狭いと感じる症状を引き起こす原因には、たとえばストレスだったり、
胃炎だったり、細菌感染だったり、実は風邪以外にも、色々あるのです。

なんだか息苦しい!喉が狭い違和感で考えられる原因は?

それなのに、風邪だと思い込んで対処したのでは、その対処法は症状に効かないですし
余計に悪化させることにもなりかねないです。
そう考えると、ちょっと怖いですよね。

というわけで、今回はこの喉の違和感、喉が狭い症状が出る場合の、
考えられる原因や、予防法や対処法、などについて、色々ご紹介します。

喉が狭いと感じた時、風邪を含めて考えられる原因を色々知っておけば、
予防も対処もしやすいですし、自分や家族の喉の違和感の原因の特定にも役立ちますので、
ぜひ、覚えてみてくださいね!

 


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喉が狭い!喉の違和感から考えられる原因いろいろ

冒頭では、息苦しいとか、異物感とか、喉が狭いと感じるような違和感には、
風邪以外にも、胃炎や細菌感染など色々原因が考えられると書きましたが、
ここではもう少し具体的に詳しく、様々な原因をご紹介しますよ。

ここではもう少し具体的に詳しく、様々な原因をご紹介しますよ。

自律神経のみだれ

ストレスが溜まるなどして自律神経が乱れたりバランスが崩れることで、
喉や食道の動きが悪くなり、
口から入ったものをぜん動運動によって胃に送り込むという
食道の働きが上手く出来なくなり、その結果、喉がつかえるような、違和感に繋がります。

胃酸の逆流

暴飲暴食や脂肪分の多い食事、アルコール飲料の飲みすぎなどをすると、
胃酸の逆流を防ぐ食道下部の筋肉が緩み、胃酸が逆流してきます。
胃酸は強い酸性があるため、逆流すると食道だけでなく喉の粘膜に炎症を起こし、
それが、喉が狭くなるような、自覚症状を引き起こします。

細菌やウイルスへの感染

インフルエンザや風邪など、細菌やウイルスに感染すると、
喉の奥が炎症を起こして腫れて、喉が狭いような、異物感があるような症状が出ます。
また、食道の粘膜がウイルスやカビなどに感染すると、喉がつかえたり、胸焼け、
などの症状が現れます。

アレルギー

喉が狭い感じ、息苦しい、つかえたような違和感は、
アレルギーによる気管の炎症によっても起こることがあります。
ちなみに、気管の炎症の原因の多くはハウスダストやダニによるものですが、
他にも、花粉や食品などがアレルギーの原因となり、炎症を起こすこともあります。

異物の誤飲

食道の入口部分など、喉の奥の狭い場所に、飲み込んだものが引っかかり、
それがつかえて、喉を狭くしていることもあります。
ちなみに、誤飲というと、乳幼児がボタンや玩具など小さいものを飲んでしまうことを
思い浮かべる方が多いと思いますが、大人でも、特にお年寄りに多いのですが、
魚の骨や、大き目の錠剤、お餅などが喉に詰まってしまう事があります。

神経性胃炎

ストレスや過労が原因で自律神経が乱れたことで起こる胃炎です。
自律神経のバランスが崩れたことで胃酸が過剰に分泌されて、胃が痛むだけでなく
喉がつかえたり、胸焼けを引き起こします。気分もふさぐようになります。

胃食道逆流症、逆流性食道炎

暴飲暴食の習慣や、加齢、肥満など生活習慣などが原因で、
胃酸や胃の内容物が逆流し、胸焼けしたり、
喉がつかえて、狭く感じるようになる疾患です。肥満傾向の人やお年寄りに特に多いです。
ちなみに、胃食道逆流症は食道の炎症がみられないもので、
逆流性食道炎は食道の炎症をともない、胃切除手術を行った人に多く見られます。

咽頭炎

急性咽頭炎は、ウイルスや細菌などが喉の粘膜に炎症を起こしたもので、
喉の粘膜が赤く腫れ、痛みの他、つかえたり、喉が狭く感じる症状を引き起こします。
その他、頭痛や発熱を伴う場合もあります。
急性咽頭炎を繰り返すと、やがて慢性咽頭炎に進行することがあり、そうなると
強い痛みや発熱が無くなるかわりに、喉の異物感や飲み込む時の痛みが出てきます。

扁桃炎

扁桃炎は細菌感染により起こる炎症で、喉の奥の扁桃が赤く腫れあがり、
悪化すると膿をもち、39~40℃の高熱と、喉の激しい痛みと、つかえ感、
物を飲み込む時の異物感や痛みなどを引き起こします。また全身の倦怠感も起こります。
更に感染が広がると、首のリンパ腺に腫れや痛みが起こることもあります。

気管支喘息

前述したアレルギーによる気管支の炎症や、
喉が狭くなり気道が過敏になった症状があらわれた時に、
息が苦しくなる発作を繰り返す気管支喘息が起こります。
喘息の発作時には、息を吸うより吐く方が苦しくなり、喉が詰まる感じの他、
咳、たん、「ぜいぜい」「ヒューヒュー」という呼吸音、呼吸困難が続きます。

 


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喉が狭い辛い症状が起こるのを予防するには?

前項では、喉が狭いと感じる症状が起こる場合に、
考えられる様々な原因をご紹介しましたが、
この原因のいくつかは、日常的に出来ることをしたり、気を付けたりすることで、
ある程度予防をすることができますよ。
以下に、その予防法をいくつかご紹介します。

その予防法をいくつかご紹介します。

健康的な生活を送る

前項の喉の違和感の原因の中には、ストレスや、暴飲暴食など、
生活の乱れによって引き起こされるものも、いくつかありましたよね。
それらは、つまり逆に言うと、健康的な生活を送れば、防ぐことができる、ということです。

ゆっくり休息し、十分な睡眠をとり、ストレスを適度に発散し溜めこまないこと。
バランスの良い食事と適度な運動でウイルスや細菌への抵抗力をつけること。
これを意識して行っていくことで、喉が狭くなるような症状は、かなりの予防ができます。

胃酸の逆流を防ぐ

胃酸が逆流することで、逆流性食道炎など、喉のつらい症状を伴う疾患になりますから、
まずは胃酸を逆流させるような胃炎や、食生活を防ぐことが大切です。

それには、早食いや暴飲暴食をやめたり、
ガードルなど長時間腹部を圧迫するような衣類の着用や服装を避けたり、
夜に脂肪の多い食事や過食をすることをやめる、アルコールや炭酸飲料を控える、
などなど、胃に優しい生活を心がけることが効果的です。

アレルギーの原因を避ける

喉が狭いと感じる原因には、アレルギーによるものもいくつかありましたよね。
ですので、アレルギーの原因となるものを避けることも、効果的な予防になります。
具体的には、食品がアレルゲンなら当然食べたり触れたりしないこと、
花粉やハウスダスト、ダニがアレルゲンなら、こまめな掃除、とかですね。

現在特にアレルギーが無い、判明していない、という方でも、
ハウスダストや花粉がアレルギー原因になり、それらを沢山吸い込んでしまうことで、
ある日突然反応が出る場合もありますから、そうならないためにも、
こまめな掃除で室内の花粉やハウスダストを減らし、寝具をマメに干してダニを減らすなど
部屋を清潔に保つことは、とっても大事なんですよ。

 

 

 

喉が狭いと感じたら?対処法はあるの?

たとえ毎日健康的な生活を心がけて、予防をしていても、
ストレスやウイルスなど完全に避けることは出来ませんし、
喉が狭い!息苦しい…と、症状が出てしまうこともありますよね。
ではそうなった場合はどうしたいいのか、以下にまとめました。

喉が狭いと感じたら?対処法はあるの?

うがいをして安静にする

喉の粘膜が腫れたり、喉が狭く違和感があるときは、
よくうがいをして、なるべく安静にすることを心がけましょう。
また、汚れた空気は喉に良くないので、そういった環境は避け、
煙草やお酒も控えましょう。

市販薬を服用する

喉が狭い症状の原因で、当てはまるものの予想がつく場合は、
たとえば風邪っぽいなら、喉の痛みや違和感を抑える効果が高い風邪薬、トローチ剤、
咳やたんが出るなら咳・たんを取り除く薬、
胃腸の不具合もあるなら神経性胃炎に効く胃腸薬など、
市販薬を服用するのも良いでしょう。症状に合えば、それで緩和する可能性も高いです。

ただし、飲んでも効果が感じられない、悪化した気がする、高熱が続く…などで、
市販薬ではダメだなと感じたら、無理をして市販薬を飲み続けて我慢せず、
すぐに病院に行って診察を受け、お医者さんに正しい診断をしてもらってください。

病院で診察を受ける

前述の市販薬ではダメそうな時の他、高熱と喉の腫れ痛みがあり扁桃炎の恐れがある、
喉の違和感や狭い感じが長引く時などは、病院で診察を受けましょう。
また、食道に異物が詰まった時はすぐに病院に行き、緊急処置を受けてください。

ちなみに、喉の違和感で病院に行く場合は、
耳鼻咽喉科、もしくは消火器の専門医を受診しましょう。
正しい診断をしてもらい、適切な処置をしてもらうことで、
喉の不調から、早く回復することができますよ。

 

 

以上、喉が狭い感じになる症状の、
考えられる様々な原因や、予防法、対処法などについてのご紹介でした。

喉が狭いと感じた時って、冒頭にも書いたように、
ついつい単純に「風邪かな~、冬だし風邪流行っているしなぁ」と判断をして、
市販薬の喉用風邪薬などを服用して済まそうとしてしまいますが…

実はそれが風邪ではない可能性がこんなに沢山あることを知ると、
風邪だと決めつけたり、
市販薬が効かなくても我慢して飲み続けて病院に行かず放置することが、
結構あぶない事だということも、わかって頂けたのではないかと思います。

個人的な話ですが、私も以前、喉が狭いというか腫れたような感じになり
いつもの喉の風邪だと思って市販の風邪薬を飲んだものの、全く効かず
何日も高熱が出て喉も痛くて何も飲み込めず、声も出ない…というところまで悪化して
耳鼻咽喉科に行ったら、風邪ではなく扁桃炎だった、ということがありました。
病院に行った時にはかなり弱っていたので、その後長引いて酷い目に遭いました…。

ですので、皆さんには、私のようにならないためにも、
素早く正しい判断や対処をして、早く喉を治すために、
ぜひこの記事を原因の特定や症状の改善にお役立て頂ければと思います。
また、普段からなるべく、喉が狭くなる不快な症状に陥らないよう、
予防につとめてみてくださいね。

 

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