次亜塩素酸水はコロナ対策になる? 加湿器で使えば効果てきめん?

気がつけば、風の冷たさを感じるようになり、肌の乾燥も気になる季節になってきました。
衣類の衣がえと同時に、冬物家電の出番もそろそろという時期ですね。
今年に関しては、暖房機器以外で、今まで以上に注目されると思われるのが『加湿器』です。

残念ながら、ここにきてもまだ、新型コロナウイルス感染拡大の収束のきざしが見えてきていません。これからの季節、コロナウイルスのみならず、インフルエンザや風邪の予防も必須となります。

冬場のウイルス予防には加湿器が大活躍

空気が乾燥すると、ノドや鼻の防御機能が低下しますので、加湿器を使用することは、ウイルスの感染防止にとても有効です。

そして、もうひとつ注目されているのが、『次亜塩素酸水』というものです。
コロナの感染予防に役立つということで、品薄なアルコール除菌剤などの代用品として、にわかに話題になりました。今まであまり知られていなかった、この『次亜塩素酸水』ですが、人体に害がなく、ほぼ無色無臭の液体です。

さて、これから加湿器の準備をするにあたり、ふと考えます。
「加湿器に次亜塩素酸水を入れれば、加湿と除菌の一石二鳥なんじゃないの?」

加湿器に次亜塩素酸水を入れれば加湿と除菌の一石二鳥なんじゃないの?

そうなんです、それができればコロナ予防に効果が期待でいますよね。

そこで、次亜塩素酸水を加湿器で使えばコロナ対策になるのかどうかについて、
詳しくみていきましょう。

 

 

次亜塩素酸水を加湿器で使えばコロナ予防になる?

一般的にインフルエンザなどのウイルスは、空気中の水分を取り込む性質があるため、湿度が高くなると空気中で長時間の浮遊が難しくなります。
逆に乾燥した状況では浮遊時間が長くなります。その為、冬の乾燥時期には風邪やインフルエンザに感染しやすくなります。
同様、コロナウイルスに関しても湿度に関係すると発表されています。

この冬は正念場と言えるかも知れません。
そんな中、乾燥対策として加湿器は今やどこのご家庭でも定番ですが、今注目の次亜塩素酸水を加湿器で使えば更に効果的な対策となるのか気になるところです。

 

そもそも次亜塩素酸水は、空中の除菌をしてくれるの?

「次亜塩素酸水」ですが、なかなか普段では耳にしない、化学の教科書に出てきそうな言葉ですが、いったいどんなものなのでしょう?

また、次亜塩素酸水は、空中にまいて除菌ができるのか、というより、何をどの程度除菌してくれるのか、その辺りがまだよく分からないという方も多いのではないでしょうか?
まずは、そのあたりからご説明します。

次亜塩素酸水を加湿器で使えばコロナ予防になる?

 

次亜塩素酸水ってどんなもの?

「次亜塩素酸水」とは、塩酸もしくは食塩水を電気分解して生成された水溶液です。
むずかしそうなものに聞こえますが、これ自体は、人体にはほぼ害のない液体です。ですが、厚生労働省においても「次亜塩素酸水」は食品添加物の認可を受けていて、安全性は保証されています。

「次亜塩素酸水」は、家庭用の市販品としてはあまり見かけないかもしれませんが、スーパーなどで販売されているでカット野菜の洗浄や、医療機器の消毒などにも使われています。
また、学校や各種施設等では、消毒・殺菌用として以前から幅広く使われていて、特に、ノロウイルスやO-157には、殺菌効果があるとして注目されました。

 

次亜塩素酸水のコロナウイルスへの効果は?

「次亜塩素酸水」のコロナウイルスに対する効果については、最近になってようやく国の機関が認めました。

経済産業省所管の独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下、ナイト)は…

『「次亜塩素酸水」については、塩素の濃度が一定以上あることを前提に、十分な量を使用し、また、消毒する表面に汚れが少ない場合に、新型コロナウイルスに対しての効果が見られた』(令和2年6月26日)ソース元:ナイト

といった内容が公表されましたた。

このように、専門機関ですぐに効果が認められず、検証に時間がかかった理由としては、「次亜塩素酸水」というものが、塩素濃度や酸性度(pH)等の条件によって効果が変化するため、様々な条件で検証をしなければならなかったからです。

また、今回のナイトの評価は、「次亜塩素酸水」の身の回り物品の除菌効果を認めたもので、人の手指の除菌についてや空間噴霧については、もともと評価対象になっていません。

 

次亜塩素酸水の空中の除菌を国の機関が認めていないワケ

ナイトは「身の回り品=物」の消毒効果は認めましたが、今のところ「次亜塩素酸水」の空中噴霧の有効性は認めていません。

この点に関しては、「次亜塩素酸水」を商品として製造しているメーカーや、一部の専門家は、人体への使用や空中噴霧でも効果はある、と発言しています。
厳密な管理の元で製造された「次亜塩素酸水」は、しっかりと検証実験もされていて、人体に使用しても除菌・殺菌の効果がある、とメーカーは確かな自信をもっています。

次亜塩素酸水の空中の除菌を国の機関が認めていないワケ

ただ、一部のいい加減なメーカーなり販売店が、およそ「次亜塩素酸水」とはいえないものを安易に販売しているケースも、残念ながらあるようです。
また、成分がしっかりした「次亜塩素酸水」であるのにもかかわらず、それを使用する側が正しく使用していないために、まったく効果がなくなっていたりすることがある、
ということも否定できません。

このようなことから、国の機関では、軽々にその効果を認めることができない、と、いうことのようです。

 

 

加湿器での次亜塩素酸水の使用…結局できるの?

加湿器の通販サイトなどでは、「次亜塩素酸水使用可能」、「次亜塩素酸水対応機種」などと表示された商品が販売されているのを見かけます。
また、大手家電メーカーの加湿器などは、その多くが「次亜塩素酸水は使用できません」と表示されているように見うけられます。

加湿器での次亜塩素酸水の使用…結局できるの?

加湿器もさまざまな種類がありますので、その機能や構造によって、次亜塩素酸水が使用できるタイプとできないタイプがあるということでしょうか?

 

加湿器は加湿の方法によって4タイプある

まずかんたんに、加湿器の4種類のタイプをご説明します。

スチーム式:ヒーターがあり水を沸騰させて湯気を送り出すタイプ

気化式:フィルターに水を吸わせファンで湿った空気を放出するタイプ

超音波式:水に微細な振動を与え水分を霧状に放出するタイプ

ハイブリッド式:「スチーム式+気化式」、「スチーム式+超音波式」があり、2種類のいいとこ取りをしたタイプ

このように、加湿の方法が違うと、おのずと加湿器の内部の構造が違ってきます。

 

次亜塩素酸水が使えるタイプと使えないタイプの違い

加湿器は、加湿方法の違いにより、内部にヒーターの入っているものや、フィルターがついているものがあります。
実は、このヒーターやフィルターが次亜塩素酸水にとっては、クセ者になります。

 

<ヒーターがついている機種>
次亜塩素酸水は、実は、熱に弱いという弱点があります。
そのような点で、スチーム機能がついている加湿器のタイプは、次亜塩素酸水の効果が得られないということになります。

 

<フィルターがついている機種>
気化式の加湿器などには、内部にジャバラのようなフィルターがついています。
このフィルターに水を吸い込ませるいるわけですが、次亜塩素酸水を使うと、次亜塩素酸水の成分である塩化化合物(たぶん塩)の結晶が形成され、加湿器にトラブルが起こってしまうことが考えられ、多くのメーカーでは次亜塩素酸水の使用を禁止しています。

 

このようなことから、ヒーターやフィルターがついていないタイプ=超音波式の加湿器なら、次亜塩素酸水を使っての加湿で効果を、ある程度期待できそうです。
実際のところ、次亜塩素酸水が使用可能な加湿器の多くが、超音波式タイプです。

筆者が今注目している超音波式はこちらのタイプです。

次亜塩素酸水が使用可能な加湿器の多くが超音波式タイプ

今までの加湿器の使い方というと、長時間過ごすリビングなどに中型以上のものを置く感じしたが、事コロナ対策なら各部屋に設置したいところです。
でも、場所をとる大きなものはかさばりますし、値段もそれなりにします。
その点、こちらならUSB充電で置き場所を選びませんし、何より1000円程度なので幾つか用意しても負担は少ないです。
個人的には、玄関やキッチンにチョコンとおいてもかわいいですし、USB充電できるので車に設置するのもいいですよね^^

 

 

 

 

「次亜塩素酸水を加湿器で噴霧」VS「コロナ」有効性はどれくらい?

それでは、次亜塩素酸水を加湿器で使用した場合、どれほど効果が期待できるのでしょう?
加湿器で使用する場合の注意点と合わせみていきましょう。

「次亜塩素酸水を加湿器で噴霧」VS「コロナ」有効性はどれくらい?

 

加湿+おまけで除菌・・の効果を期待しよう!

現在のところ、残念ながら、日本でも国際的にも、次亜塩素酸水を空中噴霧することの有効性は、評価方法がないため証明されていません。
が、次亜塩素酸水についての物への除菌効果は認められていますし、ウイルスは加湿することで生存期間が短くなりますので、加湿器での使用も正しく行えば、「加湿」と「除菌」のある程度の相乗効果は期待はできるようです。

 

 

加湿器で次亜塩素酸水を使用する場合の注意点!

実は、次亜塩素酸水を加湿器で使用する場合、注意しなくてはならないことがあります。
「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム」を間違って使用して、健康被害が出た、という事故が起こってしまったことがあるようです。

「次亜塩素酸ナトリウム」は、次亜塩素酸水と違い、皮膚や目など、人体にに対しての刺激が強く、取り扱いに注意が必要な液体です。
身近な商品としては、漂白剤のハイターや、カビを除去するカビキラーなどが、これにあたります。

2つは名前がとてもよく似ていますが、まったく違う物です。
購入する際や、使用する際は名前にまどわされないように気をつけましょう!

 

 

まとめ

今年の冬は、コロナウイルスもさることながら、インフルエンザや風邪の予防もしなくてはならない、厳しい冬になりそうですね。

加湿器も次亜塩素酸水も予防には有効なものであることは確かです。
しかしながら、使い方を間違えると、せっかくのアイテムが全く効果をあらわさなかったり、それどころか、人体にマイナスの作用をしてしまっては、あまりにも残念です。

また、冬場は寒さから体温が下がり身体の抵抗力も下がり気味なので、そうしたフォローもしつつ、加湿器や次亜塩素酸水を上手に活用して、この冬を安心・安全に乗り越えていきましょう!

 

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