あなたは知ってる?冬の星座オリオン座の悲しい神話と意味

冬の星座オリオン座 神話/意味

ー寒い寒い冬の夜。
ふと空を見上げると、綺麗に三つならんだ星を見つけたー

誰もが一度は目にしたことがある星座って、
他にはないんじゃないでしょうか。

オリオン座にはちょっと悲しい神話

冬の星座として代表的なオリオン座。
もっとも有名な星座と言っても過言ではないと思います。

そんなオリオン座のオリオンとはそもそも何者なのでしょうか?

実はオリオン座にはちょっと悲しい神話があるんです。
あなたはこのお話を如何受け止め、どんな意味が込められたいると
お感じになるでしょうか。。。

 


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悲しすぎる死…ギリシア神話におけるオリオン

さきほど三つと書きましたが、オリオン座を構成する主な星は八つあります。

オリオン座を構成する主な星は八つあります

頭部分を「メイサ」

向かって右肩を「ベテルギウス」
左肩を「ベラトリクス」

三つ星を右から「アルタニク」「アルニラム」「ミンタカ」

向かって右足を「リゲル」
左足を「サイフ」

と言います。
この八つがオリオン座の人型を作っているんですね。

 

 

美しい青年だと言われたオリオンは、ギリシア神話の海の神ポセイドンの息子です。

★オリオンのプロフィール★
父…海の神ポセイドン
母…女神エウリュアレ
容姿…稀にみる美貌、高身長
特技…狩猟、水の上を歩くこと
婚歴…最初の妻と死別

好色家の彼には様々な逸話がありますが、星座になるにあたって死に至っています。

 

想い人に殺されるオリオン

夜明けを告げる曙の女神、エーオースと付き合っていたオリオン。
しかし、エーオースが早くオリオンに会いたいがために夜明けを早めてしまい、
狩りの女神アルテミスに不審に思われてしまいます。

「最近ちょっと夜明け早くない?」
エーオースの宮殿まで様子を見に来たアルテミスと、
オリオンは運命の出会いを果たすのです。

狩猟の名人はすぐに狩りの女神にゾッコン。
二人はクレタ島に移り仲睦まじく暮らしていました。

他の神々にも祝福されていましたが、
一人気にくわなく思っていたのがアルテミスの兄、アポロン。

「可愛いアルテミスを、女好きのオリオンなんかにやれるか!」

アポロンは毒サソリを放ってオリオンを仕留めようとしますが、
オリオンは驚いて海へ逃げます。

海から顔だけを出して逃げているオリオンを見つけたアポロンは、
妹アルテミスに
「弓の達人であるお前でも、あの遠くのものは射抜けないだろう」
とふっかけます。

太陽の光に反射したオリオンは、
丸太のようにも岩のようにも見えていたのです。

「私は狩りの女神よ。お兄ちゃんなめないでくれる?確実に仕留めてみせるわ」

挑発にのってしまったアルテミスは、
その見事な腕前でオリオンを射殺してしまうのでした。

浜にうちあがったオリオンを見て、
自分が彼を殺してしまったことに気付くアルテミス。

「私はなんてことをしてしまったの!」

死んでしまった恋人を蘇らせるべく奔走するアルテミスですが、
冥府の王ハーデスに反対されます。

それならばと、彼女は全知全能の神ゼウスにお願いします。
「せめてオリオンを空にあげて下さい。そうすればいつでも彼に会いに行けるから」

ゼウスはこれを聞き入れ、オリオンは星座として夜空に輝くのでした。

想い人に殺されるオリオン

参考元:天体写真の世界

 

 

…これがオリオンの悲しいお話です。

なんとも酷い死に様ですね。
アポロンめ!と思ってしまいます。
(アポロンも可愛い妹の為を思ってやっているんですけどね)

死因については他にも諸説ありますが、これが一番世界に浸透しているようです。

この話を読んで改めてオリオン座を眺めると、祈らずにはいられませんね。
オリオンに幸あれ、と思ってしまいます。

この冬の星空は、少し切なく感じるかもしれません。

 

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