中学生が悩む多汗や汗臭さ 汗をかかない方法はないの?
汗をかかない方法 中学生
「なんか自分だけ汗が凄くてイヤ」とか「ワキ汗が恥ずかしい」など
自分の汗が気になったり、汗っかきであることに悩む中学生は多いですよね。
また、中学生になると小学生の時はなかった体臭が出てくる子も多いので
そんな自分や周りの変化にもついていけず、対処方法もわからず、
「汗臭くないかな?臭いと恥ずかしい」「友達に嫌われたら困るな…」と
汗の悩みが、人間関係の悩みにまで発展して、
益々悩んでしまうという方も、少なくないでしょう。
中学生って周囲からの視線が特に気になる年頃でもありますから、
見た目や臭いが周りにわかってしまう汗や汗臭に関する悩みは、
本当に大きなものだと思います。
では、なんとかこの悩みの根源である汗をとめる…もしくは、
汗をかかない方法、というのはないのでしょうか?
汗をかくから、汗シミになったり臭ったりするわけで、
汗をかかずに済めば、その悩みは解決しそうですもんね。
というわけで、今回はこの汗をかかない方法について、調べてみました。
また、合わせて、汗による体臭の予防や汗をとめる方法についても調べたので、
ぜひ汗に悩む中学生、またはそんな中学生のお子さんをお持ちの親御さん、
参考にしてみてくださいね!
中学生の汗の悩み
汗をかかない方法の紹介の前に、まずは汗や汗臭さの原因について
簡単にではありますが、書いておきますね。
なぜ汗をかくのか、なぜ臭くなるのか、という基本を知らないままだと、
効果的に防止ができませんからね。
中学生が汗をかきやすいのはなぜ?
人間はなぜ汗をかくのか…というと、主に、体温調節のためです。
汗は、運動した時や気温が高い時などにかくことが多いですが、
これは身体が通常より温まったから、冷やすために汗をかく
というのはなんとなくわかりますよね。
しかし、中学生だと、上記以外の、
普通に歩いて通学しただけとか、着替えただけとか、
そんなちょっとしたことでも汗をかくことが多いですよね。
これがなぜかというと、中学生は日々身体が成長しているために
身体の古い細胞を捨てて新しい細胞に入れ替える新陳代謝が活発で、
そのため体内で熱が発生しやすいからです。
そのため、度々身体を冷やす必要があり、
中学生は、他の年代よりも汗をかきやすいのです。
なぜ汗臭くなってしまうの?臭いの原因は?
実は、汗そのものは無臭です。
しかし、かいた汗がその後身体の細菌に分解されると、汗の臭いが発生します。
これは、小学生でも中学生でも大人でも同じです。
しかし…そういわれても、
「なんか家族の中で自分だけが汗臭い」とか「周りより臭い気がする」と、
臭いが気になる中学生は多いと思います。なぜなのでしょうか?
これは、調べたところ、
中学生が思春期という身体の成長の途中にある、というのが理由でした。
この理由を詳しく説明すると…
まず、中学生くらいになると
アポクリン腺から汗が出るようになる、というのが大きな原因のひとつです。
人間の汗は、エクリン腺とアポクリン腺という二つの汗腺から出ます。
先に書いたように、汗が臭うのはかいた汗を身体の細菌が分解するからなので、
どちらの汗腺から出た汗も、分解の際に臭いは発生しますが、
ふたつのうち、より臭いが発生するのがアポクリン腺なのですね。
そしてこのアポクリン腺は思春期…つまり中学生くらいに活動が始まるのです。
初めての嗅ぎ慣れない自分の体臭に吃驚して、気になってしまうんですね。
エクリン腺からしか汗をかかなかった幼い頃は、
汗だくになっても臭わなかったのに…と。
また、中学生には成長ホルモンによる体臭もあります。
思春期は、身体を成長させるために成長ホルモンが出るのですが
それの分泌と共に、皮脂の分泌も増えるのです。
そしてこの皮脂は、酸化すると臭いが発生し、体臭の原因になります。
また、皮脂は汗と混じって時間がたつことで、汗の臭いの原因にもなります。
中学生が、「自分が汗臭い」と感じたり気になったりするのは、
こういった皮脂の分泌の多さなどによる体臭や汗臭の発生、
アポクリン腺からの発汗が始まることによる汗臭の発生、
そして前項で書いたように、中学生が汗をかきやすいこと、
これらが合わさった結果なんですね。
だから汗を沢山かく、また汗臭くなるのは、
身体がきちんと成長している、という証でもあるんです。
…まあでも、そう言われても、
やっぱり気になるものは気になりますし、嫌ですよね。
では、そんな悩みの原因である汗をとめる、
若しくは、なるべく汗をかかないようにするには、
どうしたらいいのでしょうか?
これについて、次項でご紹介しますね。
汗をかかない方法は?汗臭さを防止するには?
汗をかかない方法を調べてみたところ…
汗をまったくかかない方法は、ありませんでした。
寧ろ、仮にそれが出来たとしても、やらないほうがいいです。
なぜなら基本的に、汗は熱をもった身体を冷やし
体温調節をするためにかくものなので
発汗自体は、身体のために必要なことであり、
それを全く失くしてしまうのは、身体にとっては良くないことだからです。
しかし、汗をかいた後に、汗臭くなってしまうことは、
身体にも害を与えずに、安全に防止できます。
その方法は、汗をかいたら放置せず、なるべくすぐ拭き取って
肌を清潔に保つ事!
汗臭さの原因は、汗を細菌が分解するときの臭い発生とか、
皮脂と汗が混じることであるとか、前項で紹介しましたが、
それが起こる前に、汗を拭きとってしまえばいいのです。
これを心がけるだけで、汗臭さはかなり軽減されます。
しかし…そうは言われても、中学生は前にも書いた通り、
汗をかきやすい年頃でもありますから、一度きれいに拭いたところで、
またすぐに汗をかきますし、拭いても拭いても汗が止まらない…
なんてこともよくありますよね。
では、そんな時はどうしたらいいのでしょうか?
調べたところ、ちゃんと対策がありましたよ。
しかも、中学生でも簡単に試せる、簡単なものばかりです。
次項で詳しくご紹介しますね。
中学生でも出来る!汗を止めて臭いを防ぐ対策
制汗剤やデオドラント剤を使う
制汗剤は、肌につけることで汗をかくのを抑える成分を配合したもので、
汗を吸収したり、毛穴を閉じる成分が含まれたものもあります。
またデオドラント剤は、体臭や汗の臭いを抑えるもので、
臭いの原因になる菌の繁殖を防ぐ成分が配合されています。
他に、制汗剤とデオドラント剤両方の効果を持った商品も発売されています。
どれも、スプレータイプや、クリームタイプなどが
ドラッグストアなどで売られており、数百円~2,000円程度で購入できますし、
サイズも小さいので鞄に入れて持ち歩きもしやすく
中学生が気軽に汗対策をするのに役立ちます。
香りや成分も、清涼感あるメンターム入りや、爽やかなシトラス系、
殺菌作用のある銀イオンや緑茶エキス入りなど色々あるので
好みに合ったもの、また校則に違反しないものを使うと良いでしょう。
ただし、これらは使いすぎには注意です。
持続時間が短いとか汗が気になるからといって
しょっちゅう、過剰に使うと、肌に炎症が起きる可能性もあります。
使う際は用法容量を守って、正しく使いましょう。
正しく使えば、汗の大きな悩みである、汗の出過ぎとか、臭いとかの
予防や改善に役立ちますよ!
リンパ節を冷やす
リンパ節を冷やすと、体内を巡るリンパ液や血液が冷やされ、
体温上昇を抑えて、汗を止めることが出来るんです。
そのために冷やすリンパ節の位置は、主に
首の後ろ、鎖骨左下、ワキ、太ももの付け根、ひざ裏、の5ヶ所です。
冷やすのはこのうちの、どこでもいいです。
周りに人が居てもやりやすいのは、首の後ろや鎖骨左下あたりですかね?
ワキも効果が大きいようでおすすめです。
冷やすために使うものは、
飲み物の入ったペットボトルなどをリンパ節の部分に当てたり挟んだりして
冷やすのが一番手軽で簡単だと思います。
ただ、学校でやる場合は、ペットボトル持ち込み禁止の学校もありますし
そこは校則に合わせて水筒にするとか臨機応変に変えてみてください。
また、水に濡らして絞って振るとヒンヤリとする、
冷感ハンカチを使うのもいいと思います。
見た目普通のハンカチなので学校でも使いやすいですし、
冷感機能は繰り返し使えてお得ですしね。
汗拭きシートを使う
汗が出たら、サッと汗拭きシートで拭きとってしまうことで、
汗を分解する細菌が発生させる汗の臭いも防げますし、
また制汗効果のある成分が含まれる汗拭きシートを使えば、
拭いた後に汗が噴き出ることも防いで、さっぱりと爽やかに過ごせます。
汗が出たら汗拭きシートで拭いて、
その後、制汗やデオドラントスプレーをシュッ!とすると、
よりその後汗をかきづらく、効果的ですよ。
ミョウバン水を使う
ミョウバンは、
カリウムやアンモニウム、アルミニュウム等の金属が結晶化したもので、
水に溶かすと酸性になり、皮膚表面の雑菌の繁殖を抑えたり、消臭したり
肌を引き締める効果があります。
つまり、ミョウバン水は、肌の引き締めによる制汗と消臭効果があるのです。
ちなみに、ミョウバンは食品添加物でもありますので、
身体に使っても問題無いですし、
スーパーなどで30~40gで100円くらいでも売っていますので、
中学生でも簡単に手に入りますよ。もしかしたら家にあるかもしれないですね。
ミョウバン水の作り方は簡単で、
水150mlに対して、ミョウバン10gの比率で、
空のスプレーボトルに上記を入れて混ぜると、完成です。
こうして作ったミョウバン水は、
かいた汗をよく拭き取ったあと、肌にミョウバン水をスプレーし、
それをまたタオルなどで拭きとり、更にミョウバン水をスプレーすると
効果的に汗を抑えて消臭することができます。
100均などでも、可愛いスプレーボトルが色々売られているので、
そういったものに入れて、
可愛くミョウバン水を持ち歩くのもいいかもしれません。
ただしこのミョウバン水も、制汗剤と同じで使いすぎ注意!
あまり使いすぎると必要な量の汗が出なくなり、
体温調節が出来なくなったり、人によっては肌がかぶれる可能性があります。
あまり濃く大量につけたり、汗をかく前から頻繁につけたりせず、
汗をかいた後に使う、止まったら使用をやめる、くらいが良いでしょう。
以上、中学生の大きな悩みの汗について、
汗をかく理由や臭いの原因、中学生でも気軽に出来る汗対策、
などのご紹介でした。
記事の中でも書いたように、中学生くらいの年齢だと
新陳代謝が活発なこともあり、完全に汗をかかないようにする、
というのは難しいですが、汗をかいたまま放置することで起こる汗臭さや、
いつまでも汗が出続ける不快な状態は、
今回紹介した方法できちんと防ぐことができます。
なぜ汗をかきたくないのか、なぜ汗が気になるのかという理由を突き詰めると、
ずっとダラダラと汗が止まらないのが不快だし恥ずかしいとか、
汗臭くなるのが自分でも嫌だし周囲に臭いと思われたくないとか、
そういうことですから、そこを汗対策で防げれば、
汗をかくこと自体は、今後心配しなくても良くなりますよ。
これから、暑い季節がやってきて、
中学生は毎日、着替えや通学時、体育の授業、部活動…などなど、
汗をたくさんかく機会が増えますが
ぜひ、今回紹介した汗対策を試して、日々を爽やかに過ごしてくださいね。
コメント
- トラックバックは利用できません。
- コメント (0)
この記事へのコメントはありません。