退職する女性に何かプレゼントを贈りたい。
そう思って探し始めたものの、これが思った以上に決まらないんですよね。
花束なら退職祝いらしいけれど、みんなが花束というのも芸がない。ブランド物は好みがあるし、すでに持っていたら困る。コスメを選ぼうにも、普段何を使っているのか分からない……。
特に男性から女性へ贈るとなると、「これって女性に喜ばれるの?」と余計な迷いまで増えてきます^^;
そんなときは、「女性だから何がいい?」から考えない方が選びやすいです。
見るのは、退職したあとにその人がどう過ごすのか。そして、自分との関係と予算。
この3つが決まれば、プレゼント候補はかなり絞れます。
プレゼントなんだから何でも喜んでもらえる――というほど簡単でもありません。でも、マナーを気にしすぎて身動きが取れなくなる必要もありません。
その人の次の生活を少し想像する。
私は、そのくらいの距離感で選ぶのがちょうどいいと思います。

退職する女性へのプレゼントは「退職後」から考えると選びやすい
同じ30代の女性でも、転職する人と結婚を機に退職する人では、これからの生活が違います。
年齢や「女性向け」というカテゴリーだけを見るより、退職後を考えた方がプレゼントは決めやすくなります。
転職する女性|新しい職場で使えるものだけが正解ではない
転職する女性なら、次の職場でも使えるタンブラーや文房具、ちょっと上質なハンドケア用品などは選びやすいプレゼントです。
とはいえ、何でも仕事用品にする必要はありません。
せっかく今の職場を離れるのに、「次の会社でも頑張って働いてね!」と仕事道具ばかり贈るのも、人によっては少し重い。
コーヒーや紅茶、お菓子、入浴剤など、仕事から離れた時間に使えるものでもいいでしょう。
新しい職場で使えるかではなく、「転職後の生活に自然に入るか」で考えるくらいがちょうどいいと思います。
定年退職|これから増える自分の時間に贈る
定年退職なら、長く使える記念品だけでなく、これからの時間を楽しめるプレゼントも候補になります。
少し上質なお菓子やグルメ、花、趣味に関係するもの、本人が選べるカタログギフトなどです。
関係が深ければ、食事や旅行などの体験につながるギフトを選ぶ方法もあります。
「長年勤めたのだから高価なものを」と考えるより、退職後の生活で楽しめるものを考えた方が、その人らしい贈り物になります。
結婚を機に退職|新生活用品は相手を知っている場合に
結婚を機に退職する女性なら、食器やグラスなど新生活で使えるものが真っ先に思い浮かぶかもしれません。
ただ、ここは少し注意したいところです。
新居で使うものほど本人の好みがあります。
食器もグラスも、すでに二人で揃えているかもしれません。インテリアにこだわりがある人なら、自分では気に入って選んだつもりでも「うーん……」となることがあります。
好きなブランドや趣味まで知っている親しい相手なら、新生活用品もいいでしょう。
そこまで知らないなら、お菓子や飲み物、花など、あとに残りすぎないものの方が選びやすいです。
妊娠・出産を機に退職|赤ちゃんより本人へのプレゼントを
妊娠を機に退職すると聞くと、ベビー服や赤ちゃん用品を贈りたくなるかもしれません。
でも、この時点で贈るのは「出産祝い」ではなく「退職祝い」です。
私は、今まで一緒に働いてきた本人へのプレゼントとして考える方が自然だと思います。
お菓子やリラックスタイムに使えるもの、タオル、本人が好きなものを選べるギフトなどが候補になります。
食品や飲み物を一律に避ける必要はありませんが、妊娠中は口にしないものを決めている人もいます。好みを詳しく知らないなら、無理に食品へ寄せなくてもいいでしょう。
ベビー用品を贈るなら、無事に出産したあとに出産祝いとして改めて選ぶ方がすっきりします。
退職理由を詳しく知らないなら無理に探らなくていい
退職理由を詳しく知らされていないこともあります。
そんなときに「結婚ですか?」「転職先は?」とプレゼント選びのために聞き出す必要はありません。
理由を選ばないものにすればいいだけです。
お菓子、コーヒーや紅茶、花、ハンドケア用品など、普段の生活で使えて残り続けないものなら贈りやすい。
退職理由が分からないこと自体は、プレゼント選びの大きな障害にはなりません。
女性への退職プレゼントはいくら?予算は関係性で決める
退職祝いは高ければいいわけではありません。
個人で贈る場合と、部署のみんなで贈る場合でも予算は変わります。
| 贈り方・相手 | 予算の目安 | 選び方 |
|---|---|---|
| 同僚・後輩へ個人で | 3,000~5,000円前後 | 気を遣わせない範囲で選ぶ |
| 上司・先輩へ個人で | 5,000~10,000円前後 | 少し質のよいものを選びやすい |
| 特にお世話になった人 | 5,000円以上も候補 | 関係の深さを優先する |
| 部署・複数人で | 合計5,000~30,000円程度 | 人数と相手との関係で調整する |
もちろん、会社ごとに退職祝いの慣例があれば、そちらを優先した方が話は早いです。
職場のみんなが3,000円程度で贈っているのに、一人だけ2万円のプレゼントを渡せば、喜ばれる以前に相手を戸惑わせることもあります。
高ければ高いほど喜ばれるわけではない
「お世話になったから、できるだけ高いものを」気持ちは分かります。
でも、退職祝いは金額を競うものではありません。
高価すぎるプレゼントをもらえば、「ここまでしてもらって大丈夫かな」「お返しをした方がいいのかな」と相手が気を遣います。
自分が贈りたい金額ではなく、相手が気持ちよく受け取れる金額。
プレゼントでは、この違いが案外大切です。
迷ったらこのあたり|女性に贈りやすい退職プレゼント
プレゼント候補を探していると、何十種類、何百種類と出てきます。
でも、相手の好みをそれほど知らないなら、選択肢を増やしすぎても決まりません。
まずは次のようなカテゴリーから考えると選びやすくなります。

お菓子・紅茶・コーヒー|好みを知らない相手にも選びやすい
迷ったときに一番戻りやすいのが「消えもの」です。
自分では普段買わない少し上質なお菓子や、パッケージのきれいな紅茶、コーヒーなどは退職祝いにも合わせやすい。
会社の同僚で、それなりに話はする。でも休日の趣味や好きなブランドまでは知らない。
こんな関係なら、無理に形に残るものを探すより、お菓子の方がスマートだと思います。
家族がいる人なら分けられるもの、一人暮らしなら量が多すぎないものまで考えると選びやすくなります。
花・フラワーギフト|退職祝いらしさならやっぱり強い
「結局、花束って普通すぎない?」と思うかもしれませんが、退職という場面で花が強いのは事実です。
職場で渡したときに見栄えがして、お祝いらしさも出る。本人の趣味を細かく知らなくても選べます。
ただ、大きければいいというものではありません。
電車通勤の人に巨大な花束を渡せば、帰宅するまでが大仕事です^^;
持ち帰りやすい小さめの花束やアレンジメント、長く楽しめるフラワーギフトなど、その日の状況まで考えて選ぶといいでしょう。
ハンドケア・入浴剤など|少し気の利いた消えもの
「お菓子だと普通すぎるかな」そんなときに選びやすいのが、ハンドクリームや入浴剤などのケア用品です。
使えばなくなるので負担になりにくく、パッケージ次第では退職祝いらしい特別感も出せます。
一方で、香りには好みがあります。
普段どんな香りを好むのか全く知らない相手に、個性の強い香水や香りの強いアイテムを選ぶのは少し攻めすぎです。
ケア用品を選ぶなら、香りも含めて「主張が強すぎないもの」を私は選びます。
タンブラー・マグ・上質な日用品|使う姿が想像できるなら選びやすい
毎日コーヒーを飲んでいた人ならタンブラー。
デスクにいつもマグカップを置いていた人なら、少し上質なカップ。
こういうプレゼントは、ただ実用的なだけでなく、「ちゃんと見て選んだ感じ」が出ます。
反対に、使う姿が全く想像できないなら無理に実用品を選ばなくてもいい。
退職祝いは、便利そうなものを当てるゲームではありません。
その人の日常を少し知っているから選べるものなら、形に残るプレゼントもいいと思います。
カタログギフト・選べるギフト|好みが分からないときの現実的な選択
カタログギフトは、「プレゼントなのに相手に選ばせるの?」と少し味気なく感じる人もいるでしょう。
でも、好みが分からないのに自分のセンスだけで選ぶより、本人に好きなものを選んでもらう方がいい場面もあります。
特に部署のみんなで少し予算を出し合うときや、定年退職などで金額が大きくなるときには使いやすい選択肢です。
「好きなものを選んでください」だけでは寂しいなら、メッセージカードや小さな花を添える。
それだけでもずいぶん印象は変わります。
年代より「その人」を見た方がプレゼントは選びやすい
退職プレゼントを検索すると、
「20代女性におすすめ」
「30代女性ならこれ」
「50代・60代にはこれ」と年代別の商品がたくさん出てきます。
もちろん、デザインやブランドを選ぶうえで年齢は参考になります。
でも、「20代だからコスメ」「60代だから和菓子」と決めてしまうと、さすがに雑です。
同じ40代でも、毎週アウトドアへ出かける人と、家でコーヒーを飲みながら過ごすのが好きな人では欲しいものが違います。
年齢は最後の微調整。
最初に見るのは、その人の生活や好みでいいと思います。

男性から女性へ贈るなら「女性らしいもの」を狙いすぎなくていい
男性から女性へプレゼントを贈ろうとすると、急に難しく考えてしまうことがあります。
「ブランド物がいい?」
「コスメ?」
「おしゃれな雑貨?」
このあたりを考え始めると、沼です^^;
普段から相手の好きなブランドを知っているなら別ですが、よく知らないのに「女性が喜びそう」で選ぶ方が失敗しやすいと思います。
そんなときは、自分でももらったら困らないものを考えてみてください。
お菓子、飲み物、花、タオル、タンブラー。
別に女性専用品でなくても構いません。
そこからパッケージやデザインを少し相手に合わせれば、十分プレゼントらしくなります。
「女性らしいものを選ばなければ」と考えなくなった瞬間、選ぶのがずいぶん楽になりますよ。

退職祝いでNGといわれるプレゼント、本当に全部ダメ?
退職祝いには昔から「避けた方がいい」といわれるものがあります。
知らずに贈ってから、「えっ、これダメだったの?」となるのも嫌ですよね(´Д`|||)
だから、意味くらいは知っておいた方がいいと思います。
ハンカチ・くし・刃物などには避けられてきた理由がある
よく挙げられるのがハンカチです。
漢字の「手巾(てぎれ)」から「手切れ」を連想するため、別れの贈り物には向かないとされてきました。
くしも「苦」「死」を連想するとして、贈り物では避けるという考え方があります。
刃物は「縁を切る」、スリッパなどの履物は「踏みつける」と受け取られるため、特に目上の人への贈り物では避けるという昔ながらのマナーもあります。
こういう話は、知識として知っておいて損はありません。
だからといって現代でも一律NGとは限らない
ここが少し難しいところです。
ハンカチは今でも普通にギフト商品として販売されていますし、ヘアブラシなども女性向けプレゼントの定番になっています。
つまり、「昔からNGといわれている=現代でも誰に贈っても失礼」とまでは言い切れません。
本人が欲しがっていたものなら、昔の語呂合わせだけを理由に候補から外す必要もないでしょう。
ただ、退職するのが年上の上司だったり、昔ながらの贈答マナーを大切にする人だったりするなら、あえて選ぶ理由もありません。
他に候補はいくらでもありますから。
マナーを全部無視する必要も、全部に縛られる必要もない。
相手に合わせればいいと思います。
むしろ避けたいのは「好みが強すぎる」「高価すぎる」プレゼント
個人的には、昔ながらの縁起よりこちらの方が気になります。
好みを知らない相手への香水。
サイズの分からない衣類。
突然もらう高価なブランド品。
電車で持ち帰るのが大変な巨大な置物。
こうしたものはマナー違反ではなくても、相手を困らせることがあります。
プレゼントは「自分が何を贈りたいか」だけでなく、「相手が受け取ったあとどうするか」まで考える。
これができれば、大外しは減ります。
それでも決まらないなら「消えもの+少し特別」で考える
ここまで考えても決まらない。
分かります。
私なら、最終的には「消えもの+普段より少し特別」に戻ります。
いつもなら自分では買わないお菓子。
少し上質な紅茶。
小さな花とスイーツ。
ちょっと気分の上がるハンドケア用品。
高級ブランドまで行く必要はありません。
1,000円のお菓子を3,000円のお菓子にするだけでも、十分プレゼント感は出ます。
退職祝いで大切なのは、驚かせることではなく、「今までありがとう」が変な形にならずに伝わること。
迷ったときほど、シンプルに考えた方がいいかもしれません。
女性への退職プレゼントでよくある疑問
花束だけでも失礼にならない?
花束だけでも問題ありません。
退職祝いらしさがあり、その場でも渡しやすいプレゼントです。
ただし、職場から持ち帰ることまで考えてサイズを選びたいところ。
相手が電車やバスで帰るなら、片手で持てる程度の花束やアレンジメントの方が親切です。
花だけでは少し物足りないと感じるなら、小さなお菓子やメッセージカードを添える方法もあります。
商品券やギフトカードを贈っても大丈夫?
使い道を本人が決められるので、実用性だけを考えれば便利です。
ただ、金額がそのまま分かるので、相手との関係によっては少し生々しく感じることもあります。
特に目上の人へ贈るときに迷うなら、商品を選べるカタログギフトの方がプレゼントらしさを出しやすいでしょう。
仲のいい同僚なら、本人がよく利用するショップやサービスのギフトカードを選ぶのも一つの方法です。
退職プレゼントはいつ渡す?
送別会があるなら、その場で渡すのが一番自然です。
送別会がない場合は、最終出社日の挨拶が落ち着いたタイミングでもいいでしょう。
個人的に渡すプレゼントなら、人が大勢いる前で大げさに渡すより、少し落ち着いたところで「今までありがとうございました」と渡す方がスマートなこともあります。
何週間も前に渡してしまうと退職の実感もありません。
最後の挨拶ができる時期に合わせれば十分です。
まとめ|退職する女性へのプレゼントは気持ち+少しの想像力
退職する女性へのプレゼントは、「女性だから何が喜ばれるか」だけで考えなくても大丈夫です。
転職するのか、定年なのか、結婚や出産を控えているのか。
退職後の生活を少し想像して、自分との関係と予算を合わせれば、候補は自然に絞れてきます。
相手の好みを知っているなら、その人らしいものを。
あまり知らないなら、お菓子や花などの消えものを。
それで十分だと思います。
退職祝いには昔からNGとされる品もありますが、マナー本の答えだけでプレゼントを決める必要もありません。
大切なのは、「これをもらったら、この人は困らないかな?」と一度だけ相手の立場で考えてみること。
ブランド物じゃなくても、高価なものじゃなくても、そのひと手間があるプレゼントなら、ちゃんと感謝は伝わります。