ソウシハギ 食べたら最悪半日で死亡、でも刺身や天ぷらは絶品なんだって!!
ソウシハギ 猛毒 食べたら 死亡
ソウシハギは、
内臓に「パリトキシン」というフグ70倍の毒をもつカワハギ科の魚で、元々は熱帯海域に生息しています。
しかし、近年では日本各地で見られるようになっていて、相模湾、駿河湾、三河湾など全国に目撃されています。もちろん、釣り人の竿にかかることもあります。
釣りをされる方にとって、同じカワハギ科のウマヅラハギは好んで食べられる魚で、一般的な認識でも、高級魚に部類されるものだと思います。
実際その味は絶品で、私も肝和えなんかは大好きです。
なので、カワハギ科=おいしい魚というのが感覚があったのですが、ソウシハギは要注意です。
素人が安易に調理すると、パリトキシンの中毒で最悪半日で命をおとします。
パリトキシンの中毒症状は、激しい筋肉痛、呼吸困難等、国内では過去に40件近いソウシハギの中毒症状が確認されていて、その内、6人の方が死亡されているようです。
夏場は特に生息が活発になり、遭遇率も高いことから、今年も各県で『ソウシハギは絶対食べないように!』と注意報告が出ています。
但し、毒は内臓だけなので、釣れてしまった場合触っても大丈夫です。
ですから、ソウシハギは危険な魚、絶対食べてはいけない魚というのは間違いではありません。しかし、それは事実ですが真実ではありません?
実は、ソウシハギは沖縄県で好んで食べられる、美味しい魚でもあるんです。
沖縄本島でセンスルー、宮古でサンスナー、地域によって少し呼び方が違います。
↓画像は、ぼうずコンニャクさんよりお借りしています。
<刺身>
透明感があり見た目もきれいで、歯ごたえと味がいい。
<天ぷら>
ふっくらと芳醇で美味
味噌汁の具として用いられることもあるそうです。
フグ同様、毒は内臓だけなので、調理さえ間違いなければ美味しく食べられる訳ですが・・・フグの70倍の毒ですかねーッ、やっぱり怖いです。
昔ふぐも、その美味しさに取りつかれ、毒があると分かっていながら食べる人が後を絶たず、多くの中毒者を出しました。
現在ふぐは、ふぐ調理師の資格を有する料理人の手により、私たちはリスクなくいただくことができますが、ソウシハギにはそうった制度も資格もありません。
もしろん沖縄県では、しっかりとした調理技術により食されていることだとは思いますが、正式な資格とういものがないだけに、やはりリスクは避けられない気はします。
今後需要があれば、ハギ調理資格なんてものもできるかな?
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