気になるエアコンの電気代!計算して節約に役立てよう!!

エアコン電気代 計算

気温の高い日も多くなり、
そろそろ「暑い…今日はエアコンつける?」「いや…まだ我慢するか…」
と葛藤する季節になりましたね。

ところで、皆さんがこのエアコンをつけるか否かで悩む理由って、何ですか?
地球や環境のためとか、「〇℃でつけるなんて自分に負けた気がする…」とか、
人によって様々な理由はあるでしょうが…
多くの方にとっての葛藤の理由は、エアコンを使う事によって
かかる電気代上昇が気になるからではないでしょうか?

私もそうです。
毎年なんとなく電気代の請求書など見ていると
エアコンを使う月は高い気がするので、
ついつい、「電気代勿体ない…」と、少し暑いどころか、だいぶ暑い日も
エアコンを使うのを躊躇しちゃうんですよね。

エアコンを何時間使ったら電気代がいくらかかる

でもこれ、よく考えたら、
あくまで「なんとなく」エアコンの電気代が高い気がする、というだけで、
具体的なことは何も分からないまま、使用を躊躇しているなぁ…
ということに、ふと気づいたんです。

たとえばエアコンを何時間使ったら電気代がいくらかかる、とか
一ヶ月の電気代のうちエアコンの電気代はいくら、とかそういうのは
私は全然わかっていなかったんですよね。知らないのに怯えていたんです。

しかし、それがもし、電気代の計算などをしてきちんと理解出来たなら、
「電気代が勿体ないからエアコンを使わない!」と、ただやみくもに
暑さを我慢し続けるのではなく、ちゃんと電気代を節約しながら、
電気代にも納得した上で安心してエアコンを使って
夏を涼しく快適に過ごせるのでは…?と思いました。

節電して電気代を節約する方法など、色々調べてみました。

というわけで、今回はこの気になるエアコンの電気代について、
計算する方法や、節電して電気代を節約する方法など、色々調べてみました。
私のように、エアコンを使いたいけれど電気代が気になる方、
夏を快適に過ごしつつ、エアコンの電気代を節約するために、
ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

 

エアコンの電気代の基本的な計算方法とは

まず、エアコンを使ったら、電気代がいくらかかるのか、
というのがわかる計算方法を、調べてみましたよ。

それによると、基本の計算式は、1時間あたりの電気代だと、
以下のものになります。

電気代(円)=消費電力(kW)×電気代単価(1時間平均27円)
※参考→Panasonic 1時間あたりの電気代って何円くらいなの?

消費電力は、エアコンのメーカーと型にによって違いますが、
カタログなどに記載されていますので、それで確認してみてください。
例として、我が家のエアコンで計算してみると…

まず、消費電力が定格運転時だと425Wで、最少105W、最大850W
とカタログに書かれていたのでそれを計算式に当てはめられるようkWにします。
1kW=1000Wですから、定格運転時は425W÷1000=0.425kW
同じ計算で、最少105÷1000=0.105kW、最大は0.85kWとなります。

それを、上記の計算式に入れると…

電気代(円)=消費電力(kW)×電気代単価(1時間あたり)×使用時間

一時間あたりの電気代(円)定格運転:0.425kW×27円=11.48円
一時間あたりの電気代(円)最少:0.105kW×27円=2.84円
一時間あたりの電気代(円)最大:0.85kW×27円=22.95円

となり、1時間あたり、2.84円~22.95円となります。
安かったり、高かったりするんですね。

 

なお、この定格運転とか最少とか最大というのが何かというと…

定格運転は、室内と室外の温度を一定にした条件で運転した消費電力で、
カタログにはただ「消費電力」と書かれている事が多いです。

そして最少や最大は、室内の温度と設定温度の差が大きい時、小さい時、
それぞれの消費電力の最大時と最少時を測った時のものです。

室内が暑くて、エアコンの設定温度と離れていればいるほど、
室内温度を設定温度と同じにするまで冷やすのに電力を使いますし、
室温と設定温度が近ければ、合わせるのが楽なので然程電力を使わずに済む、
というわけです。

その電力を一番使ったのが最大、一番使わなかったのが最少です。

電力を一番使ったのが最大、一番使わなかったのが最少

ちなみに、上記の1時間あたりのエアコンの電気代の最少~最大で、
毎日24時間、30日間使い続けた場合の、1ヶ月の電気代を計算してみると
エアコンにかかる電気代は、2044.8円~16524円となりました。

エアコンの運転は、その時の気温などで
最少に近くなったり逆に最大になったりで消費電力も変化しますし
上記の計算も、数字に開きがありすぎて
一見、参考にならないように見えますが…
ここからひとつ確実に分かることがあります。

それは、エアコンの運転と消費電力を出来るだけ最少に近づけることで、
電気代は安くなる、ということ。

では、どうすればそうできるのでしょうか?
次項で、詳しく解説します。

 

 

エアコンの消費電力を抑えて電気代を節約する方法

前項では、具体的なエアコンの電気代の計算方法や、
室温とエアコンの設定温度の差が大きければそれだけ電気代がかかり、
小さければ電気代は安い、というようなことを書きましたね。

ではエアコンをどう使えば室温と設定温度の差を減らして
消費電力を最少に近づけ、電気代を安く済ませることができるのでしょうか?
この項では、その具体的な方法について、調べてみましたよ。
以下に、まとめていきますね。

 

エアコンは自動運転にする

エアコンの電気代を節約する、というと
弱運転に設定する、という人が多いと思いますが、
これはよく調べると、あまり効率的な節約方法ではありませんでした。

何故かというと、エアコンは、
設定温度とかけ離れた室温を設定温度に合わせる時に
一番多く電気を消費するのですが
弱運転に設定すると、その時間が長くかかり
その分無駄に消費電力と電気代がかかるからです。

エアコンは自動運転にする

ではどうしたらいいかというと、おすすめは自動運転にすること!
自動運転にすると、室温が設定温度になるまでは強風運転、
それが済んだら弱運転に…という具合に、自動的にそして効率的に素早く
室温を設定温度に合わせてくれるため、結果、電気代が抑えられるのです。

設定温度と室温の差が大きい時間はなるべく少ない方が、
エアコンの消費電力が最少に近づくので、
それを簡単に可能にしてくれるのが自動運転なんですね。

 

 

エアコンのオンオフは頻繁にしないこと

これは、自動運転の項で書いたのとだいたい同じ理由です。

エアコンは設定温度とかけ離れた室温を設定温度に合わせる時に
消費電力が多くなるのに、適温になったらスイッチをオフ、
暑くなったらオン、とオンオフを頻繁にしていたのでは、
その度に室温を大きく変えるために電力を使うことになり、
電気代が高くなります。

ですので、エアコンをつけて一度適温になったら、
そのままの温度を、自動運転で保つようにしたほうが、電気代はお得です。

エアコンのオンオフは頻繁にしないこと

エアコンの風向きを工夫し扇風機やサーキュレーターを使う

基本的に暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまるものなのですが、
人がいる部屋の下の方は既に涼しいのに、上の方が暑いと
エアコンが「まだ暑い!」と判断して更に室温を下げようとしたりすると、
無駄に電気代がかかってしまいます。

ですので、そうならないように室内の空気を循環させると、
エアコンの消費電力を抑えられますよ。

具体的な方法は、冷房時に、
エアコンの風向きを水平に設定し、サーキュレーターや扇風機を
天井に向けて回します。これだけです。
下に溜まった冷たい空気と、上の暖かい空気がきちんと循環して
エアコンが効率的に働き、電気代が抑えられます。

以上、エアコンの電気代節約方法でした!
どれも、誰でも簡単にできることばかりですので、
ぜひ試してみてくださいね。

 


 

エアコンは24時間つけっぱなしがお得って本当?

ここ数年、夏になるとよく聞かれるようになった噂で、
エアコンは24時間つけっぱなしにした方がお得になる、
という話がありますよね。
これ、本当なの…?と気になっている方も多いのではないでしょうか?

これは、ネットなどで色々検索して調べたところ、
全ての人、異なった生活パターンの人が誰でも彼でも
24時間つけっぱなしがお得、…というわけではなさそうでした。

前項のエアコンの電気代の節約方法でも書いた通り、
エアコンが電力を消費するのは、室温を設定温度に合わせる時。
そしてその温度が離れていれば離れている程、電力を多く消費します。
ですから、設定温度=室温の安定した状態が続く24時間つけっぱなしは
確かに、最少の消費電力の時間が長くなり、電気代は安いです。

ですが…最少の消費電力でも、電気代はかかり続けるのです。

エアコンは24時間つけっぱなしがお得って本当?

つまり、それで何が言いたいかというと…

家にいる時間とか生活パターンによって、
つけっぱなしか、消すか、選んで変えるのが、電気代はお得になる
ということです。

 

具体的には、
1日中家にいる場合や、数分の外出程度、
つまりずっとエアコンの冷房が必要な時は、24時間つけっぱなしがお得。

ですが、数時間外出したり朝から晩まで仕事で家に居ない、という場合は
たとえ最少消費電力でも誰も居ない部屋に使うのは勿体ないので
不在時はエアコンのスイッチは切った方が良い、ということです。

試しに、最初の項で書いた、我が家のエアコンの消費電力
一時間あたりの電気代(円)最少:0.105kW×27円=2.84円
一時間あたりの電気代(円)最大:0.85kW×27円=22.95円
この電気代で計算してみますね。

これは途中の気温の変化や電気料金の時間帯割引など考えない、
だいたいの計算でしかないのですが…

スイッチを入れた最初の1時間を最大
(はっきり1時間という根拠は無いですが、
エアコンをつけて室温が安定するまでこれくらい、という私の体感です)
その後を最少、として計算しています。
これで、24時間つけっぱなしと、12時間つけた場合で計算してみました。

24時間つけっぱなしと、12時間つけた場合で計算してみました。

24時間つけっぱなしは、
最初の1時間22.95円+残り23時間2.84×23=1日88.27円

朝から晩まで留守で、エアコンは夜~朝まで12時間つけた場合は
最初の1時間22.95円+残り11時間2.84×11=1日54.19円

こんな結果になります。1日何十円かの微々たる違いなのですが、
これが1ヶ月となると、数百円とか千円とか、結構違ってきますよね。

ですので、皆さんも自分の過ごし方とか家に居る時間に合わせて、
つけっぱなしか、消すか、決めてみて頂きたいと思います。

 

 

以上、エアコンの電気代の計算方法や、節約する方法、
などについて調べてまとめてみました。

今回、自分で調べて実際に計算してみて思ったのは、
考えていたより、エアコンの電気代ってたいしたことないな…ということ。
なんだか先入観で、凄く電気代が高い、だから我慢しなきゃ…
と思っていたんですよね、ずっと。

確かに、最大の消費電力で24時間使い続ければ電気代は万単位になりますが、
そんなことは殆ど無いでしょうし、
エアコンの消費電力の最大や最少を考えながら、適切に使えば、
快適に涼しく過ごしながら、電気代も節約できることが今回わかったので、
今年の夏からは早速、この知識を役立てたいと思います。

また、今回ご紹介したエアコンの電気代の計算方法も
ご家庭によって契約している電力会社も単価が違うでしょうし、
エアコンの消費電力の最少~最大もその時の気温で細かく変わるなどの理由で
完全に正確な金額を算出するのは難しいのですが…

参考になる大体の金額はこの計算式で算出できますので、
皆様もぜひ、ご自宅のエアコンの消費電力を使って試しに計算して、
夏の電気代の目安にしたり、家計の予算づくりにお役立てください。

私と同じように、今まで
「エアコンの電気代は高い」「だからなるべく使わずに我慢しなきゃ」
と思っていた方も、ぜひ今年からは
無理に我慢をせず、しかし電気代の節約はしつつ、
快適に、そしてお得に、エアコンを使って過ごしてくださいね。

 

 

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。
  • コメント (0)
  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る