祇園祭の山鉾とは何?読み方は?できれば由来も教えて♪
祇園祭の山鉾とは?その由来や読み方についてご説明しますね^^
京都で行われる大きな祭りの一つ「祇園祭(ぎおんまつり)」。
日本で最も有名なお祭りの一つと言ってもいいんじゃないでしょうか?
前祭と後祭で行われる「宵山」や「山鉾巡業」は特に有名です。
私は毎年、京都で鑑賞・・・することができないので、
テレビ中継で山鉾巡業を見ています^^;
京都ならではの雰囲気や色鮮やかな伝統の山鉾は見ているだけで楽しい!
山鉾の歴史などが紹介されていると、ホントに見入ってしまいます。
山鉾巡業は祇園祭のハイライトと言ってもいい行事なので、
知っている方も多いでしょう。
しかし、この「山鉾」・・・正しい読み方は「やまほこ」と「やまぼこ」、
どちらが正しいか知っていますか?
実はこれ、毎年読み方の問い合わせが山ほど来る疑問なんだそうですよ。
私も気になって、、
正しい「山鉾」の読み方や山鉾の歴史について、調べてみましたのでどうぞ!
「山鉾」の正しい読み方は?
「山鉾」の正しい読み方は、「やまほこ」。
祇園祭をとりおこなう八坂神社が「やまほこ」で統一する
という見解を15年以上前に出しています。
しかし、実際に山鉾を保存している鉾保存会などに読み方を尋ねると、
「表記するときはやまほこ、口頭で伝える時はやまぼこ」
と答える方がほとんどだそうです。
う~ん、正しいのはどっち??
祇園祭山鉾連合会によると
「読み方は人や時代によって変わっていくものなので、
どちらかに統一するつもりはない」とのことでした^^
ということは、一応正しい読み方は「やまほこ」、
でも「やまぼこ」でも間違いじゃないし、そう発音する人もたくさんいるよ・・・
ということになりますね。
どちらで読んでも間違いではないということです。
どっちかに統一してよ!という方がいるかもしれないですが、
どちらも受け入れられるやわらかさやおおらかさが京都ならでは…
日本の祭りならではという気もします(*^_^*)
なので、どちらで読んでも大丈夫!
あまり気にしすぎず、お祭りを楽しみましょう。
(゚▽゚)チャンチャン
祇園祭と山鉾の由来
山鉾巡業が毎年話題の祇園祭ですが、
なぜ山鉾で巡業するようになったんでしょうか?
その歴史は祇園祭の歴史をひも解くとよくわかります。
祇園祭の起源は、平安時代に行われた「祇園御霊会」と呼ばれる行事です。
西暦869年、全国で疫病が大流行した時に、
平安京の庭園「神泉苑」に66本の矛をたて、
祇園の神を祀って疫病退散を祈願したのがその始まりと言われています。
現代の山鉾の起源となったのはその後。
毎年行われる行事となった西暦999年、
大嘗会のときに使う標山に似た作山を作って行列に加わった人がいたことが
山鉾の原型になりました。
当初は手で持った鉾に台と車が付いている簡単なものだったようですが、
少しずつ装飾性に富んだものになり、
平安時代の末期ぐらい(南北朝時代)あたりからは、
今の形に近い山鉾が作られていました。
美しい山鉾は、こうやって出来上がっていったんですね。
起源が平安時代にあるのはびっくり!
1000年以上前から行われている伝統の行事、それが祇園祭です。
祇園祭と山鉾の歴史は、
疫病を退散したいという人々の切実な思いから始まっています。
いまでも山鉾を見ると、
なんとなくありがたい気持ちになるのはそのせいかもしれません。
今年もクライマックスの山鉾巡業は見逃したくないです!
テレビでも十分活気は伝わりますから、京都の祇園祭をぜひ楽しんでみてください。
他のお祭りとは絶対に違う伝統を感じることができますよ。
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