夏休みの自由研究|社会のまとめ方でこまる中学生さん必見!
夏休みの自由研究 中学生の社会
もうすぐ子どもたち待望の夏休みがやってきます!
家族旅行や里帰り、花火大会などなど、
遊びのプランで子どもたちの頭の中はいっぱいです。
しかし、悩みの種が夏休みの宿題です!
休みに入ったらすぐに済ませて、後は安心して自由な時間を楽しむだけ^^
そんな子どもなら何の心配もないのですが、
多くの場合は、夏休みも終わりが近づく頃に慌ててしまう・・・
そんなケースが多いのではないでしょうか。
そして宿題に付きものなのが自由研究です。
自由といっても…
「どうテーマを探せばいいんだろう。」
「調べる方法は、どうやってまとめよう。」などなど、悩みは尽きません。
とりわけ、時間がない中で済ませようとするばかり、
本やネットから、情報をコピペしてしまいがちにもなります。
工作や実験などの場合は、完成形が一つの形になるので、
イメージもしやすいし、ウェブなどでもたくさん事例がアップされています。
一方で社会の自由研究については、もちろん情報もありますが、
最後は自分でレポート形式でまとめ上げなければなりません。
しかも、中学校の「社会」と行く教科については、
「地理」「歴史」「公民」とに区分されています。
そこで今回は、社会の自由研究の進め方などについてご紹介します!
参考にしていただければ幸いです。
中学生「社会」の自由研究ってなにすればいいの!?
「研究」と言えばいかにも難しいイメージがありますが、
まずは、一度肩の力を抜いてください。
ざっくり手順をお示しすると…
1.決める
2.調べる
3.まとめる
単純な手順だと思いませんか。
実は、自由研究が難しいと感じるのは、
この手順が分からず、やみくもに情報を集めてしまた結果、
最後はどうまとめたらいいのか分からない、
と頭が混乱しているからです。
まずはしっかりと取り組たいテーマを見つける、
次に、本やネットなどを使って調査する、
最後に結論をまとめる、一つひとつの作業をこなしていけば、
立派なレポートがまとまるのです!
具体的に見ていきましょう。
テーマとタイトルを決める
先述したように、中学校の社会科は、
「地理」「歴史」「公民」の3つに分かれています。
さらに細かく分類すると以下のジャンルになります。
地理:「日本地理」と「世界地理」
歴史:「日本史」と「世界史」
公民:「政治」「経済」「国際」
そこでテーマの見つけ方ですが、
実は、「社会」という教科は、その名の通り、
私たちの社会での出来事などについて学ぶ学問なんです。
もう一度社会科の中身を見ると、
「地理」は日本や世界などの場所に関することですし
「歴史」は、日本や世界で起こったこと、
そして、「公民」は日本や世界の政治や経済、国際的な問題です。
言い換えると、私たちの暮らしそのものが「社会」なのです。
社会科は、そんな私たちの暮らしについて学ぶ学問であり、
様々な事柄が私たちの生活にどんな影響を与えるのか、
それに対して私たちはどう対応したらいいのか、ということを考える学問なのです。
そんな目線で、毎日の新聞やTV・ネットのニュースを見ると、
いたるところに社会科のテーマがあふれているのが分かるでしょう!
そこで、自分が最も興味がある事柄は何か、
日本のことを調べたいのか、世界のことを調べたいのか、
まずは考えてみることから始めてください。
テーマを決めたら次はタイトルを考えます。
タイトルはできるだけインパクトのある表現が望ましいでしょう。
例えば、「○○(決めたテーマ)について」というタイトルは、
直接的でわかりやすいですが、ユニークではありませんよね。
一ひねりして、訴える力の強いタイトルにしましょう。
最初からタイトルを付けるのが難しいときは、
レポートがまとまってから全体のイメージを考えて、
最後にタイトルを決めるというやり方でもOKです。
ここでのポイントは、社会の自由研究であることから、
「日常の生活に関係すること」をテーマにすると、
自分の考え方も書きやすいですし、先生にも伝えやすいということです。
評価も高くなるでしょう。
調べる~知りたいことを見つける5つの方法~
次の段階は「調べる」です。
今回は、具体的な事例をお示ししながら話を進めますので、
研究テーマは「地元の観光マップを作る」にします。
実際に調査を開始する前にする作業があります。
どんな観点から観光マップを作っていくかという青写真を描くことです。
この作業も難しくありません。
先程の「社会科」の分類に合わせて組み立てていくのです。
まず、「地理」の視点から考えてみると、
「自分が知っている観光スポットは市内のどこにあるのか?」
次に「歴史」の視点から考えてみると、
「歴史的な観光スポットは?」
また、「公民」の視点だと、
「観光の経済効果は?」
などになります。
頭の中に浮かんだことは必ずメモしておいてください。
後々に役に立ちます。
さて、頭の整理が済んだらいよいよ調査開始です。
具体的な調査方法は次の5つです。
2.ネットで検索する
3.市役所や図書館に行く
4.詳しい人に聞く
5.現地に行く
住んでいる市や町の観光スポットなどについては、社会科の副読本としてまとめられている場合があります。
参考になりそうなものを探しましょう。
GoogleやYahooなどの検索サイトで、自分のまちの観光スポットを探しましょう。
自分の住んでいる市や町の公式サイトに入っても容易に検索できます。
市役所などには必ず観光を担当する部署があります。
そこまで足を運んで、「自由研究で観光マップを作りたい」、と申し出れば、いろんな資料がもらえるはずです。
また、図書館には「司書」と呼ばれる本の専門家がいます。
ここでも研究テーマを伝えれば、参考になりそうな書籍を紹介してもらえます。
ネットに頼りすぎると、時には誤った情報が出ていて、正確でないレポートになる危険性があります。
その点、市役所や図書館で得られる情報は、公式に認められたものと言えます。
図書館で教えてもらった本のうち、
参考になったものは本のタイトルや著者の名前などは記録するようにしましょう。
また表紙を写真に撮っておいて、参考資料としてレポートに添付するようにしましょう。
ここまで調査した時点でも、かなりの情報が入手できています。
それをさらに補充するために、家族や家族のつてなどを通じて、まちの観光スポットに関する情報を集めるようにしましょう。
公式の観光ガイドに掲載されていなくても、知られざる場所が見つかる可能性もあります。
この研究の「肝」になります。机上の情報収集だけでなく、必ず足を運びましょう!
現地では、写真撮影はもちろん、例えばお寺に行った時には、住職さんを訪ねて、お寺の歴史や秘話など聞き取りをします。
これまで集めた情報以上に、内容の濃いものが見つかるかもしれません。
できれば一緒に写真を撮影してもらって、レポートに添付しましょう。
まとめる~先生に見せつける~
さて、いよいよ最後のまとめの段階です!
まとめについては次の手順で項目を起こします。
2.研究の目的
3.研究の方法
4.結果・成果物
5.研究を通じて感じたこと
・レポートの語尾は「~です、ます」調ではなく、「~である、だ」調で書きましょう。
・男子生徒の場合も主語を書くときは、「僕は」ではなく「私は」と表現しましょう。
普段はほとんど意識していないが、先日祖父から近所のお寺について話を聞き、本市には、意外に多くの自社があることを知った。
そこで、寺社も含めて、本市の観光スポットについてまとめることで、自分の住むまちについて、より知識を高めたいと考えたから。
・それぞれの観光スポットの歴史について知りたい。
・本市の観光スポットを多くの人に知ってもらい、来訪者を増やしたい。
.教科書、ノートの中を探す→調べた教科書などのページや内容を記す。
.ネットで検索する→参考にしたサイトを記入する。
.市役所や図書館に行く→参考資料や参考にした書籍などを記入する。
.詳しい人に聞く→話を聞いた人の名前、内容を記述する。
.現地に行く →会った人の名前、聞いた話などを記入する。
▽本
本のタイトル
著者名
出版年月
出版社
▽Webサイト
Webページの名前
URL、アドレス
アクセスした日
▽写真
参考にした本の表紙写真
市役所や図書館に行った時の写真など
現地に行った時の様子。できれば写真…も
調査した結果、本市の観光スポットは○○箇所あることが分かった。
とりわけ寺社の数が多く、それは○○の理由からであることが分かった。
本市の観光スポットについて、日頃は殆ど意識していなかったが、
予想以上に数多くあること、特に寺社の数が多いのは意外であった。
その理由を知ると、本市そのもの歴史が見えてきた。
そんな本市の観光スポットについてより多くの人に知ってもらい、
本市の知名度を上げることができればと考えている。
時間が限られた中での調査だったので、
未だ抜け落ちている所があるかもしれない。
さらに継続的に調査を行って、より充実した観光ガイドにしていきたい。
研究を通じて、改めて自分が住む市への愛着を覚えるとともに、
誇りを感じることができた。
自由研究 中学生の社会まとめ
今回は中学生の社会の自由研究についてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
最初にも触れましたが、「社会」は自分の身近にある学習テーマです。
研究と聞けばそれだけで引いてしまいがちですが、
要領とコツさえマスターすれば、
作業をサクサクと進めることができます。
まず大事なことは、自分が興味を持ったテーマを選ぶということです。
中途半端な気持ちで選んでしまうと、
途中で放棄することにもなりかねません。
「好きこそものの上手なれ」。好きでやることは一所懸命になるので、
自然に上達するという意味です。
「自分の好きなテーマ」を選んで、自分なりに頑張ってリサーチすれば、
必ずいい結果が付いてきますよ!
この夏は是非頑張ってトライしてくださいね。
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