ペルセウス座流星群2017 方角/極大/時間
『自由研究でペルセウス座流星群を観測しよう!』
流星は色んな季節で見ることができますが、
その中でも夏は沢山の流星が流れる季節です!
その夏の流星といえば、3大流星群の一つでもある
「ペルセウス座流星群」ですよね。
(因みにあとの2つは、しぶんぎ座流星群とふたご座流星群)
過去には、1時間に4800個も流れた!!
という驚異的な記録も持っている流星群です!
そんなペルセウス座流星群は、
今年2017年も無事見られることができそうです。
夏休みの自由研究にもってこいですね!
そんな流星群の気になる日にち、時間、方角、極大をご紹介。
そして自由研究にするポイントをご紹介しちゃいます。
この情報を見て、当日に備えてくださいね。
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ペルセウス座流星群2017 極大時間・方角・場所
極大はいつ何時ごろ
今年のペルセウス座流星群が見られる期間は、
7月の下旬から8月の末頃までと言われています。
その中での極大日は8月13日、極大時刻は午後4時頃となっています。
昨年と比べるとやや観測条件は悪いのですが、
12日の深夜から13日の明け方にかけ1時間あたり35個程度の
流星が見られそうです。
ただ、月齢20.7の下弦の月が出ていますので、
月明かりが視界に入らない様に広い範囲を目で追いましょう。
また街明かりに邪魔されても確認が難しいと思われるので、
極大日前に観測ポイント探しておくのも良いですね。
全体的な観測条件は「微妙」と言えると思います^^;
どの方角に見るのがいいの
先ほど少し触れましたが、流星群は広い範囲で流れるので
決まった方角というのはないと言われています。
どこを見ていてもいい、ということです^^
でもこれじゃあ、見逃してしまうかもと不安になりますよね。
なので放射点が見える方角、北東を見ているといいでしょう。
ペスセウス座って言うんだからと
この星座の周りばかりに気を取られないように、
広く空を見渡しましょうね。
観測に適した場所とかあるの?
簡単に言ってしまうと、広範囲で空を見られる場所です^^;
つまり、公園みたいな広いところですね。
周りに建物とかがないなら、もっといいです。
あとは流星群の邪魔にならない
明かりが少ない暗い場所がおすすめです。
街明かりがあると、流星群はかなり見つけ難いです。
ベストは周りなんの明かり(外灯)がない場所になります。
ただ、そんな真っ暗な場所は難しいと思いますし、怖いです^^;
なので、外灯からある程度距離のとれる広い場所が、
観測にオススメなスポットになってきますね。
それと、見るときは是非、寝っ転がって見てください。
立っても座って観ても、長時間上向き加減はかなりしんどいです。
ヘタすれば首を痛めるかもです^^;
ペルセウス座流星群2017 自由研究のポイント
ペルセウス座流星群の基礎知識が分かったところで、
ここからは、自由研究にする時のポイントをご説明しましょう。
これらを知って、改めてペルセウス座流星群を観測してみてください。
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流星群について知っておこう
自由研究で使うなら、
まずは自分でその対象について知っておかないといけないですよね。
流星なら、流星についてを知っておきましょう。
まず流星とは、簡単に言うと流れ星のこと。
宇宙に散らばったチリが地球の大気に突入したりすると発光して
あんな綺麗に流れているように見えるのです。
でも摩擦ですぐに消えちゃいます。
これがいっぱい流れるものが、単純に流星群と言われています。
彗星と間違える方もいますが、
これだとチリというより氷でできたものが主になります。
それにもっと大きく、天体として太陽の周りを回っているものになります。
だから流れても消えないので、流星とは大きく違っているのです。
そして、流星群が星座付近を放射点(放射状に伸びる中心点)
とする流星群だった場合、星座の名前がつくのです。
そうじゃないとただの「流星群」になっちゃうんですね。
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なんで毎年見ることができる流星群があるのか
星座の名前が付いている流星群は、
結構毎年見ることができるものがあったりします。
ペルセウス座流星群の他には、
「りゅう座流星群」「オリオン座流星群」「しし座流星群」
「ふたご座流星群」などがあります。
それは、母天体(母彗星)が原因なんです。
先ほど流星はチリが元となっていると書きましたが、
これは彗星が流れる為にできるものでもあるんです。
彗星は流れると尾を引きますが、実はあれチリでもあるんです。
綺麗な彗星は、宇宙にチリも撒き散らしているのですね・・・。
そのチリは常に彗星の軌道上にあって、
毎年、地球がその軌道上に突っ込んでいくような形になります。
その時に流星群が流れるので、決まった時期に流れることになるんです。
「観測時期が予測しやすい」と言ったほうが、
感覚的には合っているかもしれませんね。
因みにペルセウス座流星群の母天体は、「スイフト・タットル彗星」になります。
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観測するなら極大を狙おう!
流星群が流れる期間は結構長かったりします。
だからっていつでも観測していい、
というわけではないのです。
観測するなら、絶対に極大を狙いましょう!
これなら一番多くの流星群を見ることができるのです。
日にちなら「極大日」、時間なら「極大時刻」という呼び方をします。
ペルセウス座流星群の極大では、
大体1時間に30から50くらいの流星が見られるようです。
条件が上手く合ってくれれば、1時間で100個程の流星が見えるかもしれないと
紹介しているところもあります!
この極大を逃してしまうと、1時間に10個くらいまでと一気に減ってしまうようです。
なので、ここを逃してはちゃんと観測することはできませんよ!
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観測に必要なものは何?
観測をするなら、まず星見表(星座早見表)あると便利♪
これがあれば元になる星座を探すこともできますし、
流れた方角や時間、色などを直接書き込めます。
真っ白のメモに書くよりも、分かりやすくなりますよね。
そこでオススメしたいのが、こちらの「天体観測ノート」です。
星座早見表付きで観測もまとめやすくした
テンプレートになっているんです。
こんな便利なものが、なんと無料でDLできます^^
→こちらから(PDFファイル)
プリントして是非持参していきましょう。
あっ、紙に書くので懐中電灯も忘れないですね。
赤いテープを貼っていくと眩しくならずにいいです!
人の目って、暗いところだと赤い光の感度が鈍くなるんですよ。
それと、アプリでも星見表はあるんですが、
携帯の強い光で流星が見えにくくなってしまうのでご注意を…
暗さに目を慣らせないとダメですからね。
最後は、虫除けスプレーや寝転がる時のシートなどですね。
シートは薄手のレジャーシート(ブルーシート)でもOKですけど、
長時間観測するなら厚手で携帯に便利なモノがいいですね。
虫除けスプレーは家でお使いのものがあればそれを持っていきましょう。
お持ちで無い方は、スプレーよりシールタイプがいいです。
顔まわりの気になるなん蚊も、帽子や服のエリ・袖にペタンしおくだけで、
安心です。
あと、流星群観察に「望遠鏡は?」って思った方がいるかも…
でも望遠鏡はあまり適してはいないと思いますよ。
流星群は広い範囲で流れるので、
どこを流れても見つけやすい肉眼の状態の方がいいです。
視野を狭めてしまう望遠鏡は基本いらないですね。
以上、観測のお役に立てれば嬉しいです^^