2023年の十三夜十五夜はいつ?|なんで満月の日じゃないの?

2020年の十三夜十五夜はいつ?満月じゃゃないの?

お月見と聞いて『中秋の名月』十五夜を連想する人は多いと思います。
しかし、日本のお月見行事としては、他にも十三夜、十日夜という日があり、合わせて3月見と呼ばれています。

2023年の十五夜:9月29日
2023年の十三夜:10月27日
2023年の十日夜:11月22日

2020年の十五夜は10月1日

この3月見は、収穫に感謝するお祭りに由来があるようです。

また、月を見るにも、(十日夜は違う気もしますが)夏場は低く、冬場は高い位置になるため秋に見る月が一番見やすいから、という話もあります。季節的に過ごしやすいといのもあるかも知れませんね^^
それでも、やっぱり定番は十五夜ですよね。童謡にもありますし^^

ところが、この十五夜、意外に勘違いされている事があるんですよ。

『十五夜は満月』
『十五夜は月がきれいに見える』

十五夜って満月じゃないの

なーんて思っている方は要注意です^^;
以下をご参考にしてください!



 

十五夜が満月にならないのは何故?

「名月といえば、満月の日なんじゃないの?」と疑問に思いませんでしたか。

中秋の名月なのに満月じゃないの?

では、これについてお話ししますね。
ですがそれには、『本来の中秋の名月』がいつか分からないといけないので、少し補足を入れておきます。

 

中秋ですから、秋の真ん中を指すのは分かりますよね。
旧暦の秋は、7月8月9月とされていますので、中秋は旧暦の8月、現代の9月ぐらいなのが想像できます。

旧暦は月の満ち欠けをベースにした暦で、新月を一日、満月を15日(十五夜)といった感じのものなので、中秋の名月は、旧暦の8月15日となります。

 

ここで、誤解しないで欲しいのは、
旧暦の正月が2月なんて認識があるし、1ヵ月早く7月にお盆をやる地域もあるので、旧暦と現代暦の違いは1ヵ月早いだけ…と考えてしまうこと。

それは間違いです^^;

確かに、旧正月が2月にあたる年もありますが、1月の年だってあるんです、決して1ヵ月早いのが旧暦ではありませんよ。

旧暦で十五夜はいつ

この辺はちょっとややこしい計算もあって、『私自身、正確に理解していない部分もあるかもなんですが^^;』

先程、お話しましたとおり、旧暦の基本は月の満ち欠けからきています。つまり、ちょうど新月~ちょうど新月で1ヵ月という形です。
しかし、この周期は1年同じではありません。実際には2日程差がでる月もあります。(月の軌道が楕円でどうたらで…)

この周期を平均化すると、凡そ29.5日間となるのですが、これを現在の1年365日で当てはめると、約11日間不足します!

そこで、このズレを補うために、閏(うるう)月という調整月が19年に7回おかれているのが実状です。

なので、「今の暦を旧暦で例えるのはちょっと複雑なわけ^^;」ここまでいいでしょうか?

中秋の名月は旧暦では?

 

では、十五夜が満月にならない理由ですが、元々の中秋の名月が、満月(十五夜)を想定されたものでも、それを現在の旧暦換算に当てはめると、閏(うるう)月の関係でズレが生じるということです。

暦自体が十五夜を中心に考えたものではありませんし、19年間という周期の中で最適化されたものです。

だから、全体としてはそれなりのものでも、ピンポイントで見ると、ズレは出てしまうといことだと思います。(解釈が間違っていたら(。≧O≦)ゴメンサンサイ)

 

結果として、十五夜が満月にあたるのは寧ろ稀だとも言え、

2020年の十五夜は10月01日 満月は10月02日
2024年の十五夜は09月21日 満月は09月17日
2025年の十五夜は09月10日 満月は10月6日
2026年の十五夜は09月29日 満月は09月25日
2027年の十五夜は09月17日 満月は09月15日

2030年まで遡ってみましたが、十五夜と満月は重なりません。



 

十五夜の日は天気が崩れることが多い

2020年の十三夜十五夜はいつ?満月になるの?

「今日は十五夜だから月を肴に一杯…」粋ですよね~^^

十五夜の天気は余り良くない

でも、現実には肴にならないことの方が多い十五夜。そして、中秋の名月と言われますが、割と天候の影響を受けやすいのがこの季節。

特に、十五夜が9月上旬にあたる場合、まだ台風の影響が出てしまいお天気が優れない日も少なくありません。
昔から、『中秋の名月、十年に九年は見えず』なーんて言葉があります^^;

なので、中秋の名月をスッキリ満月で拝めるのは、確立的にはかなり低くいと言えます。(満月ばかりがお月見じゃないですけどね^^;)

 

寧ろ、お月見を楽しむなら、冒頭で少し出てました。十三夜の方が条件はいい傾向にあるようです。
十五夜とは反対に、「十三夜に曇りなし」という言葉があるくらいですからね。

なので、十五夜の日は、
『十五夜は月がきれいに見える』ではなく
『十五夜だからキレイな月が出るといいな♪』…このぐらいに
考えておいてください^^;

十五夜より十三夜の方が天気が良い

また、十五夜に月見ができたにしても、十三夜にもう一度月見をするのは良いことなんですよ^^

これは昔の習わしなんですが、十五夜に月見をして、十三夜には月見をしないことを(逆の場合も)、「片見月」と呼んで、縁起が悪いこととしていたんです。

風習を重んじるなら、十五夜でお月見した人は、10月29日の十三夜も是非お月見してください。
いいことがあるかも…です^^

 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る