ロタウィルスってどんなウイルス?症状は?ノロウィルスとの違いは?
ロタウィルスの症状 ノロウイルスとの違い
ロタウイルス・・・と聞いても
イマイチピンとこない人もいるんじゃないでしょうか。
あまりニュースなどでは名前を聞くことがありませんが、
実はノロウイルスとともに冬場に猛威を振るう、
胃腸炎ウイルスの名前が「ロタウイルス」です。
冬場に流行する胃腸炎とえいば
ノロウイルスによる胃腸炎が圧倒的に有名で、
これはオトナが感染しても重い症状が出るため、
お子様がいる家庭でなくても警戒し、予防に備えています。
それに対してロタウイルスは、
圧倒的に乳幼児に多いのが大きな特徴と言えます。
また実際問題としまして、
ロタウィルスなのか、ノロウィルスなのかで
ご家庭の対応も違ってくると思います。
以下にロタウイルスの症状、ノロウイルスとの違いを
まとめてみましたのでご参考にしてください。
ロタウィルスの症状と特徴
症状はよく似ており、嘔吐と下痢、腹痛などです。
38度ぐらいの発熱があることもあります。
たいていはまず嘔吐から症状が出始めて、
発熱がおさまった後で下痢になるという症状が多いようですね。
ノロウイルスは何もかもいっぺんに症状が出るのに比べて、
ロタウイルスはリレー方式で症状が出るようです。
ロタウイルスに感染しやすいのは、
生後6か月~2歳ぐらいまでの乳幼児です。
感染すると1日に5回以上の嘔吐と白い下痢便が出ます。
高熱が出ることもありますから、
小さなお子様を持つご家庭では注意が必要です。
熱性のけいれんなどが起きると入院になることも!
症状が重くならないうちに病院に行き、
できれば便などを持っていって診断してもらいましょう。
ノロウイルスとの違いは…
・大人が感染しても症状が出ないか、軽い症状で済む
・ノロウイルスは秋~2月ぐらいまでが流行のピーク、
ロタウイルスは1月~4月ぐらいまでが流行のピーク
ノロウイルスと違って「オトナが感染しても症状が軽い」
っていうのが大きな違いですね。
ロタウイルスもノロウイルスと同じように感染力は強いものの、
大人が感染しずらいのでノロウイルスほどの流行にはならないようです。
ただ、残念ながら感染力の強さはノロウイルスと同じぐらいの
感染力がありますから、小さなお子様をもつ方は要注意です!
乳幼児は抵抗力が弱く感染しやすいですし、
場合によってはノロウイルスよりもひどい症状がでたりします。
重篤化すると大変ですので、
お子様に不調が見られたらすぐに病院に行きましょう。
特に注意してほしいのが、0歳児から保育園に通っているお子様ですね。
やっぱりほかの子供との接触が多いですから、
感染する率も上がります。
ロタウィルス予防と対策
おもちゃやドアノブなどにウイルスがいますから、
帰ってきたら必ず手洗いとうがい、
特に手洗いは石鹸で丁寧に行うことを習慣づけるといいでしょう。
そして、ノロウイルスと同様、感染しても特効薬はありません・・・(涙)
水分補給で脱水症状を防ぐのが何よりも大切になってきますから、
いつでも飲めるようにポカリスエットなどのスポーツ飲料や
OS-1(経口補水液)を常備しておくといいでしょう。
但し!ロタウイルスにはワクチンがあるんです!
これがノロウイルスと大きく違うところ。
任意で生後6か月までに2・3回摂取します。
費用はちょっとお高目の1回1万5000円・・・
しかし、これで重篤化が防げると言われているので、
小さなお子様を持つ方は受けておくとよいでしょう。
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