AI画像生成で最初にサブスク利用したのSeaArtです。かれこれ半年以上使いつ続けてきました。 AI画像とプロンプト関係性をここから学び始めたとも言えます。当初はとにかく画像生成しまくっていたのを覚えています。
利用プランは日に700スタミナのスタンダードプラン、月に21000枚相当の画像が生成できるというもの。しかし、最初の1か月こそスタミナを使いきることができましたが、2か月目以降はそれも難しくなっていました^^;なので、SeaArtのプランは基本スタンダードで十分かと…思っていたのですが、公式動画モデルが公開されチョット事情が変わってきました。
現在、SeaArtでは、SeaArt Ultra、SeaArt Lite、SeaArt Turbo、SeaArt Plus、SeaArt Sparkle、SeaArt Depthと実に6つの公式動画モデルが利用できるようになりました。しかし、私自身もこれら全てを利用している訳でも、その違いを理解している訳でもありません。
さっくと動画にしたい時はスタミナの安い「SeaArt Lite」、品質重視したい動画は「SeaArt Ultra」、こんなざっくりとした使い分けでした。なので、この機会にそれぞれのモデルにどんな違いがあるのか一度テストしてみようかと考え記事にすることにしました。
SesArt公式動画モデルの比較
基本スペックで比較
SeaArt Lite
動画品質:720p 30fps
消費スタミナ:100
特徴:速くて低コスト。動きの少ない人や動物に最適です。
SeaArt Ultra
動画品質:1080p 30fps
消費スタミナ:300
特徴:安定した、鮮やかなビジュアルに強化された照明を組み合わせ、ダイナミックなビデオ作成に最適です。
SeaArt Turbo
動画品質:720p 30fps
消費スタミナ:70
特徴:豊富なスタイル表現、高度な言語理解、速い生成速度。
SeaArt Plus
動画品質:720p 30fps
消費スタミナ:200
特徴:プロフェッショナルな画質、複雑な内容構成、優れた効果表現力
SeaArt Sparkle
動画品質:1080p 25fps
消費スタミナ:200
特徴:高精細なシーンや複雑な照明とカメラアングルの扱いに優れています。
SeaArt Depth
動画品質:1080p 30fps
消費スタミナ:300
特徴:豊かな詳細。複雑なテキスト記述を扱うことができ、多シーンの作成に適しています。
※特徴は公式サイトより引用
生成動画で比較
各モデルの特徴を伝えても、ぶっちゃけピンとこないと思います。私もさっぱりです^^;
なので、実際に動画比較してみましょう。
動画生成にあたり、元の画像は以下(SeaArtで画像生成しています)
各モデルに設定した共通プロンプト
プロンプト
翻訳プロンプト
モデルと特徴として表現力を推しがあるので、やや複雑なプロンプトを設定してみました。
それと生成動画はMP4ですが、ここではアニメWebPに変換して掲載していますので、実際の生成動画と比べ画質劣化などあります。予めご了承ください。
MP4→WebP変換ウェブアプリ
SeaArt Lite:720p 30fps 9.3MB
SeaArt Ultra:1080p 30fps 19.4MB
SeaArt Turbo:720p 30fps 2.5MB
SeaArt Plus:720p 30fps 16.9MB
SeaArt Sparkle:720p 25fps 2.5MB
SeaArt Depth:1080p 30fps 16.4MB
動画生成後の雑感
生成動画の違い分かりましたでしょうか。プロンプトが忠実に反映されたのは「SeaArt Lite、SeaArt Ultra、SeaArt Plus」だと感じました。「SeaArt Sparkle、SeaArt Depth」はプロンプトとやや外れた感はありますが、カメラワークや表現力は凝った動画になっています。スタミナ消費が多いだけのことはあるかな?そんな中、SeaArt Turboはちょっとダメですね。しかも、このモデルでは特徴として"速い生成速度"を謳っていますが、実際には他のモデルと比較して生成はメッチャ遅かったです!プロンプトや元画像の関係もあるかも知れないが金輪際使わないかな。
幾つかの動画生成AIを利用していますが、中でも一番のお気に入りは現状「Kling AI」です。上記はその1.6モデルで生成したものです。
1.5以前のモデルと比べ、映像のクオリティは勿論ですが、プロンプトの再現性が高く、非常に使いやすと感じます。しかし、今回の検証で驚いたのは「SeaArt Plus」で生成した画像の方が速度感が強く、私のイメージにより近かったこと。これは発見でした。
今回の公式モデルは以上となりますが、せっかくなので、以下、SeaArtの画像生成に関しても軽くご紹介しておきます。
SeaArtが初心者クリエイターに指示される理由
直感的で使いやすい操作性
まず驚くのは操作のシンプルでしょう。最近のAIツールは高機能なものが増えていますが、そのぶん設定が複雑になりがちです。しかし、Seaartは初心者でも扱いやすいインターフェースになっていて、特別な知識がなくても直感的に操作できます。
例えば、欲しい画像のイメージをテキストで入力するだけで、数秒で画像が生成されます。「難しそう」と思っていた人でも、ちょっと試してみると「こんなに簡単だったの?」と驚くはず。
豊富なスタイルとカスタマイズ性
Seaartの魅力は、画像のクオリティが高いことだけではありません。さまざまなアートスタイルが用意されていて、自分の好みに合わせて選べるのもポイントです。「リアルな写真風の絵がほしい」「ファンタジーっぽい雰囲気で描いてほしい」「水彩画みたいな柔らかいタッチがいい」など、イメージに合ったスタイルを選ぶことで、思い通りの作品を作りやすくなっています。
また、細かいカスタマイズも可能なので、「もう少し明るい色合いにしたい」「背景を別のものに変えたい」といった調整もできるのが嬉しいポイントです。
どんな人におすすめ?
Seaartは絵を描くのが得意な人だけでなく、むしろ「絵は苦手だけど、自分のイメージを形にしたい!」という人にこそおすすめです。
例えば、
- SNSやブログで使うアイキャッチ画像を作りたい
- 小説やシナリオの挿絵を簡単に作りたい
- オリジナルキャラクターを作ってみたい
- デザインのアイデアを試したい
といった用途にぴったり。特に「イラストは描けないけど、自分の世界観を表現したい!」という人には、まさに救世主のようなツールです。
使ってみて感じたこと
実際に使ってみると想像以上に楽しくて、つい色々なプロンプトを試してしまいます。「こんな画像ができるのか!」という驚きと、「もう少しこうしたいな」という探求心の両方が刺激されるので、気づけば時間が経っていることもしばしば。
もちろん、AIだからこその制限もあります。「自分が思った通りの画像が100%出てくるわけではない」という点はありますが、それを踏まえてもうまく活用すれば、クリエイティブな可能性が広がることは間違いありません。
また、ChatGPT→ミッドジャーニーで画像生成している方も多いと思いますが、MJで思うような画像にならない場合は、同じプロンプトをSeaArtで試してみて。ChatGPTのミッドジャーニー用プロンプトはSeaArtの方が相性が良いことも珍しくありません。
まとめ
動画でも画像生成でもSeaArtはAIの知識がなくても手軽に高品質な画像を作れる便利なサービス。AI制作のハードルを下げてくれるので「自分のアイデアを形にしたいけどスキルがない…」という人にとっては、大きな助けになるでしょう。興味がある人は、ぜひ一度試してみてください。意外な発見があるかもしれませんよ!