五月人形は誰が買うの?~関西・北海道・広島・愛知など地方による風習~

五月人形は誰が買う 関西,北海道,広島,愛知,風習の違い…

端午の節句には必ず飾る「五月人形」。
最近は住宅事情からコンパクト化し、小さな置物を置くご家庭も増えてきました。

しかし、まだまだ立派な五月人形をりたいというご飾家庭もたくさん!

特に男の子が生まれた後、
初節句の贈り物は豪華にしたい、という家が多いですね。

 

そんな時に困るのが、五月人形は誰が買うのか?という問題です。

 

別に誰が買ってもいいんじゃないの??と、他人は思ってしまいますが、
そこはやはり両家の思惑が・・・^^;

 

五月人形は誰が買うのか?

 

地域によるしきたりや両親の思いがあり、
誰が購入するのかはなかなか難しい問題です。

 

関西や広島・九州地方、愛知から関東・北海道地方あたりで
大体のしきたりが分かれるようです。

 


スポンサーリンク

 

五月人形は誰が買うのが習わし?

江戸時代は、結婚して家を出ると、お嫁さんやお婿さんの両親は
息子や娘になかなか会いに行くことができませんでした。

そのため、子どもや孫に会うために、
お宮参りや初節句などにはお祝いの品を用意して、
子供や孫の様子を見に行っていました。

 

節句のお祝いは口実だった…?

 

お祝いは、息子夫婦・娘夫婦に会うためのおみやげの一つだったんですね。

五月人形に関しては、武家の様式があるため嫁ぎ先の両親
(今でいえば夫の両親)がそろえるのが一般的でした。

雛人形はお嫁さんの実家、
五月人形は夫の実家が用意するというのが長い間の習わしだったようです。

 

やがて時代が下ると、お嫁さんの実家が用意する地域も出てきます。

五月人形の様式も変わってきて、
武家の様式にこだわることがなくなったからでしょう。

既製品を購入することの多い現代では、
どちらかの両親が用意する、というのが一般的となっています。

 

 

地域によって違う「五月人形の購入者」

では、今の日本で夫の親と妻の親、どちらが用意するのが正しいのかというと・・・
どちらが正しい、という明確なルールはありません。

しかし、地域によって風習や一般的と言われる概念はあります。
調べていくと

九州~広島~関西地方は、「妻の実家が買う」

愛知~関東~東北・北海道地域は「夫の実家が買う」

これがもっとも多い意見でした

明確なルールはないものの、「うちではこう」という意見をまとめていくと、
誰が買うのかが地方によって違うのが分かります。

 

九州~広島~関西地方は、「妻の実家が買う」

 

しかし、こういった「誰が買うのか問題」については、
だんだんこだわらない人も増えてきています。

・自分たちで買った
・昔から実家にある五月人形を飾っている
・両方の親が買いたいと言って聞かないので、両方とも断った

などなど・・・

 

今では「どちらが買うのか」にこだわらず、
「両方の実家が納得いくように」「自分たちの意見を織り交ぜながら」決める!
という人も多いようです。

 

違う地方の方同士で結婚した場合、
「うちが買うのが習わしよ!(# ゚Д゚)」と両家の親が譲らない・・・
というややこしい問題になったりもします^^;

 

違う地方同士が結婚した場合

 

なんと言っても五月人形はお祝い事です!
両家でもめたりすると、お祝いの気分も半減してしまいます。

両方の親の意見を聞きつつ、自分たちが負担にならないように決める、
というのが最もいい解決方法だと思います。

 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る