いわし雲と鯖(さば)雲、うろこ雲の違いと季節
いわし雲 鯖雲 うろこ雲の違い
いわし雲を見ると秋を実感しますよね。
「秋の風物詩です。」
いわし雲は秋を表す俳句の季語や歌にもよく使われているように
1年の中でも秋に良く見られる独特な雲です。
空一面に広がったいわし雲の雄大な景色を目にすると
自然のスケールの大きさを肌で感じ、素直な気持ちになれます。
ところで、このいわし雲
人によって呼び方が違いませんか。
鯖(さば)雲って言う人や、うろこ雲って呼ぶ人もいます。
ホントのところ正しいのはどれなんでしょう?
実は、いわし雲も、鯖(さば)雲も、うろこ雲も
巻積雲(けんせきうん)の俗称で、全て間違いではありません。
※巻積雲は気象用語です。
どれも、無数の小さな雲が薄く広がった状況を指しています。
でも、いわし雲をみて『巻積雲だ!!』って言う方が味気ないですよね。
だから、いわし雲、鯖(さば)雲、うろこ雲、
好きに呼べばいいんだと思います。
雲を見て、
「いわしの大群みたい感じるのか」
「鯖(さば)の背模様に見えるのか」
「さかなの鱗(うろこ)に見えるのか」
その人の自由です!
一応は、雲の断片模様?で
<いわし雲>
<さば雲>
<うろこ雲>
みたいなことも言われていたりしますが、
実際、見る人の場所や時間帯で変わる相対的な基準です。
いわし雲を初め、巻積雲に共通する特徴としては
雲が形成が高度にあることです。
一般的な雲は高度2,000程から形成されるのに対して
巻積雲(けんせきうん)は、8000~10000mの高高度の場所にあります。
秋にいわし雲が良く見られのは、
台風同様、低気圧の影響を受けやすいシーズン
だからだと思います。(明確な答えが探せませんでした)
いわし雲の様な巻積雲は、低気圧が近い時に出やすい雲です。
だから、いわし雲も見た翌日から天気は崩れます。
また、昔から漁師の方はいわし雲を大漁の兆しとしています。
これも先と同様で、
天気の良い凪(なぎ)状態より、多少天候が崩れて方が
魚が取れやすい(大漁)からです。
私達に壮観な景色を見せてくれるいわし雲ですが、
天候的には下り坂を示すものなので、
屋外で予定を立てている方には、良い兆しではありません。
でも、考え方によっては
天気の崩れを事前に教えてくれる訳ですから、ありがたいとも言えますね。
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『あー、そうそう。』いわし雲といえば、
小田原出身の4人組のバンド
藍坊主(あおぼうず)の楽曲にもありましたね。
ミズカネというアルバルの中の収録曲です。
『明日から何しよう~♬』
凄くいい歌ですよ。宜しければどうぞ↓
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