広島弁は奥が深い方言です!「たいたい」と「でべそ」の意味は?
「たいたい」や「でべそ」という広島弁をご存じですか?
「あ~ぶちたいぎ~!」
どういう意味だか分かりますか?
「たいぎい」はすごく疲れた!という意味の広島弁で、
毎日のように使う言葉です。
まわりに広島弁の方がいない人も、
「たいぎい」や「ぶち」といった代表的な広島弁を
知っている人が増えてきた気がします。
Perfumeのおかげで広島弁も市民権を得たな~と感じる今日この頃です(*^_^*)
でも、まだまだ知らない言葉の方が多いはず。
例えば、「たいたい」や「でべそ」という広島弁の意味を知っていますか?
でべそは出っ張ったへそのことではありませんのであしからず・・・
まだまだ奥の深い方言・広島弁の世界の入口へどうぞ♪↓
「たいたい」「でべそ」ってどういう意味?
広島弁に「たいたい」「でべそ」という言葉があります。
これ、他県の方が聞いても意味が分からないはず^^;
それぞれの意味はコチラ↓
たいたい
たいたいは幼児語で「魚」という意味の広島弁です。
お母さんが魚を指さして「たいたいよ~」という姿も見られます。
最近あまり使われなくなってきたような気もして残念ですが、
まだ「たいたい」という言葉とその意味を知っている人が多いですね。
このたいたい、広島カープの子供向けグッズのブランド名にもなってます。
かわいいベビー坊やの下に「taitai」の文字がありますね。
「たいたい」という言葉の響きもすごくかわいらしくて、
とても好きな広島弁の一つです☆
でべそ
でべそ、と聞いたら「でっぱったへそ」のことを指すのが一般的ですが、
広島弁で「でべそ」と言えば「出たがり・外出好き」のこと。
「あの人はでべそじゃ(あの人は出たがりだ)」という風に使います。
他にも出しゃばりと言った意味にも使われたりします。
ちなみにこの「でべそ」、私はあまり使ったことがありません^^;
これは鳥取や島根の方も使っているようなので、
広島県の中でも北部の方が良く使っているという印象があります。
広島弁でも北と南、東と西で少し使ってる言葉は変化します。
微妙にニュアンスが違ったりするので、ややこしいですね^^;
広島の人が誤解しやすい広島弁
しかし、広島弁の中には「広島県全域において、
広島弁だと認識している人が少ない広島弁」が存在します。
それはなにかというと、「みやすい」という言葉です。
広島県以外の方は、
「みやすい=見えやすい」という意味でとらえるんじゃないでしょうか?
でも広島弁では、
「カンタン・使いやすい」という意味になります。
漢字で書くと「身易い」という感じですね。
(↑こんな熟語ありませんけど、ニュアンスで^^;)
使い方としては、
「あのテストの問題、みやすかったね~」
「このハサミ、みやすいわ~」
などと使います。
ものすごくよく使う言葉ですが、
広島弁と意識して使っている人が少ないのが特徴です。
広島出身のNHKのアナウンサーが無意識に使ってしまったこともあるとか^^;
標準語に同じ発音で「見やすい」という言葉があるんで、
広島の人は誤解しやすいんですよね。
もし、周りの広島県の人が「みやすい」と言った場合はカンタン、
という意味の場合がありますので注意して聞いてみてください。
広島弁、いかがでしたでしょうか?
知らない広島弁がだまだありそうな感じがしませんか?
方言はすごく奥が深いもの。
自分の住んでいる地方の言葉も、調べてみると知らない言葉がたくさん出てきます。
知らない言葉を知るとすごく面白いです!
ぜひ、探してみてくださいね。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。